山岡家というラーメン屋
デイリーポータルZでも紹介されているラーメン屋「山岡家」。どうやらスープが独特でにおいが強いのが特徴のようだ。
この記事を見てからずっと行きたいと思っていたが、生活圏内に山岡家がなく、行くとなると小旅行になってしまう。ちょっと足が重い。
ところで最近、暑くてまいっている。夏バテだ。少し体力が落ちた気がする。じゃあ、山岡家に行くかしない。ラーメンって夏バテにいいから。あと、最近運動を再開したのですが、1時間やったらふくはらぎが2週間ぐらい痛いんですけど、これってなんですか?
そんな足の違和感を感じながら、山岡家に行った。(後日、湿布を貼ったら治った。湿布すごい)
遠目から見ても赤い。「あ、山岡家だ!」と遠くから見て、まるで名前だけ知っているけど、インターネットの有名人に実際に会ったときぐらいテンションが上がった。
初めて生で林さんやオモコロの人を見たときの緊張感を思い出した。初めて記事を書いたとき、手探りで悩んでいたときのことが、まるで昨日のように思い出されます。最終回?
「独特のスープ」と言われてるスープは3日間煮込んでいるそうだ。え、どんなスープなんだろう。
メニューを選ぼう
店内に入り、券売機で購入を行う。今、だいたいのラーメンが券売機だ。いろいろなもの恥ずかしげもなくトッピングできるから券売機はいい。メニュー表もメニュー表の良さがある。これがが多様性か。SDGsってこのことなのかもしれない。
醤油、味噌、辛味噌、塩など様々な味がある。多すぎてどれにしようか迷ってしまう。どうしよう、つけめん好きなんだよなー。でもなー定番も食べたいよな。
醤油ネギラーメン、味噌ネギラーメン、プレミアム塩とんこつの3つが出てきた。どうしよう。やっぱり初めてなので、定番の醤油ネギラーメンにしよう、いや、醤油ネギチャーシュー麵にしよう。チャーシューと貯金は多いほうがいいから。
サービス券でTシャツが当たるのか。4Lサイズとかあれば集めようかな。そう思って調べたらSサイズから5Lまであった。
太っている人を大事にしているそのやさしさ、好きになってしまう。校舎裏に呼んで告白したい。花火大会とか夏祭りとか一緒に行きたい。
山岡家のラーメン、家系ラーメンのように自分の好みにカスタマイズができるようだ。「初めてのお客様には普通をおすすめします」と書いてあるので全部普通にした。
実際に食べてみるか
しばらく待つと注文した品物がやってきた。みんな見てごらん、これが山岡家のラーメンだよ。
豚骨の強いにおいが食欲をそそる。豚骨のにおいは強ければ強いほどいい。これが山岡家の力か。もっと見せてみろよ、本気。
豚骨の濃厚でコクのある味が口に入れた瞬間にこれでもかと感じられ、しょうゆのキリっとした味が後から追ってくる。
確かに他のラーメン屋では食べたことがない味だ。似たようなものはあるが「おれ、とんこつです!よろしくお願いします!!」と主張してくるとんこつ醤油は初めてかもしれない。
麺はワシワシとモチモチの間ぐらいの食感で、スープがからむ。そして、ネギだ。ラーメンに入っているネギってネギ独特の辛さが気になったり、ネギの入れ過ぎでスープが薄くなることがあり、「これならなくてもいいな」となることが多い。
山岡家のネギはシャキシャキした食感で、味つけも最高においしい。なんだ、このネギ。めちゃくちゃうまいぞ。これだけ買って家でおつまみとして食べたい。
テーブルには豆板醤やにんにくなど、味を変える調味料が置いてあり、自分の好みに風味付けができる。
夏バテしているからにんにくを2杯ぐらい入れた。とんこつとにんにくってすごいパワーの味がする。パワー味。
初めて山岡家に行ってみたが、なかなかにパンチのあるラーメンでとりこになってしまった。
今これを書いている間も山岡家に行きたくて、山岡家のページを見ながら気持ちを抑えているところだ。
2軒目も行った
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