香川県の善通寺にある
それは香川県の善通寺駅から歩いていくとある。善通寺、まず駅がいい雰囲気だ。
そこから街並みを感じながら歩いていく。善通寺にもお参りした。写真は撮り忘れた。
お寺がある町の雰囲気が好きだ。静寂さとどこか荘厳な雰囲気がある。そんな街並みを歩いていく。
これが石パンだ
そんな街中を歩いていくと目的のお店の看板が見つかる。「本家かたパン」の看板だ。
「熊岡菓子店」というお店だ。そこにはいろいろなお菓子が並んでいる。見たことのあるお菓子もあって「あ、見たことのあるお菓子だ!」とちょっと心の中でテンションが上がった。
そんな見慣れたお菓子の横に見慣れないお菓子がある。それが今回食べたいと思っていたお菓子だ。
名前からして硬そうなお菓子である。名前に石が入ってくる食べ物ってあるのか。そう思ったが、石焼ビビンバも石が入ってくるな。あの石は器のことだけど。
生まれた経緯は、かつて戦争の際に日本軍から「日持ちして腹持ちがよいもの」という依頼で「かたパン」を作ったのがきっかけとのこと。歴史が長い。
実際に食べてみる
お店を出たあともこのお菓子を求めるお客さんがたくさんいた。それほど人気のお菓子なのだ。
近くにある公園で早速食べてみる。硬さを比べるために角パンというお菓子も買った。
噛むごとに口の中「バリボリ」と音が響く。素朴で上品な甘さがあり老若男女問わず好かれそうな味だ。濃い目のお茶を飲みたい。
本当に小石のようなお菓子である。本当にお菓子か? 石の可能性ないか? そういうドッキリされたらびっくりするね。
まず、噛もうとしたが噛めない。無理やり噛もうとしたら、歯が欠けてしまうぐらい硬い。歯って欠けたくないじゃないですか。歯医者に行って「お菓子を食べていたら欠けました」って言いたくない。
本当に石のように硬い。食べ方としては、口の中である程度ふやかしてから「今ならいけるぞ!」という気持ちになったら食べる。
なめているとしょうがのような味が感じられ、あとから上品でやさしい甘さが口の中で感じられる。
そして、ある程度やわらかくなったところで噛むと、歯ごたえのある硬さと甘さが楽しめるお菓子だ。
後味もしょうがのおかげでさっぱりした感じがする。おいしいお菓子だ。