
遠くのビルを同定するときはニトリを探せ(展望台趣味~相模原、厚木編)

今年の夏は展望台にずっと行っていた。
ビルの上の展望台ではなく、山や公園に突如として現れる展望台だ。
そこから都心を眺めていた。
その展望台の魅力を語る記事の続きである。
今回は相模原と厚木の2か所の展望台です。地形が手に取るように分かるぜ。
(前編「郊外の展望台から都心を眺める(稲城・川崎・入間編)」)
編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。(動画インタビュー)
前の記事:そうめんつゆに入れてうまい缶詰はどれだ(デジタルリマスター)
> 個人サイト webやぎの目


グリーンタワー相模原
「相模原」がよく分かっていない。
東京を西に進んで多摩川を越えると川崎・横浜、そこを越えるとだいたい「相模原」。そういう認識である。
そんな広くて平らな地、相模原に塔がある。

公園に塔が突然あらわれる。かまぼこ型の窓が欧風でいかめしい雰囲気だ。






多摩丘陵の存在感と、滅びた文明のようでぞくぞくする。
高低差を横から堪能する
そしてこの周辺の地図を見ていて気になる場所があったのだ。

相模川が作った河岸段丘の一面だが、もうひとつの川(中津川)にも挟まれて平らさが際立っている。(中津台地)
ここをタワーから見ると…。

高低差にバイブスを感じてもらえただろうか。河岸段丘は次の展望台でも登場するからお楽しみに!
景色の同定はまずニトリから
このタワーからは水道道路が見える。水道管の上に施設された真っすぐの道路だ。各地にある。

先に見えるのは南町田のタワーマンションだ。

展望台から写真を撮っているとニトリの看板が目立つ。どこにいてもニトリの看板だけくっきりわかる。まずはその方向のニトリを探し、それを手がかりに見えている景色を推定する。
景色の同定はまずニトリから。
ニトリの看板の視認性がヤバい。
相模原の主要な場所が見える
ニトリのほかにも気になる建物を調べていた。



こうして並べると相模原の主要な都市がよく見える。相模原の平らさを実感する。

相模原が良く分かってない、といいながら降りる頃には、やっぱり中世からの要所だからな!などとわかったようなことを言っていた。
![]() |
||
▽デイリーポータルZトップへ | つぎへ> | |
![]() |
||
![]() |
▲デイリーポータルZトップへ | ![]() |