ちゃぶ台を返したい
ちゃぶ台返しの文化を知ったのは小学生の頃だ。王道に星一徹ルートで知った。むしろそれ以外では見たことがない。
もちろん私もやったことがない。そもそもちゃぶ台がないし。この先の人生も、ちゃぶ台を返さずに生きていくのだろうな……。
そう思うと急にちゃぶ台を返したくなるというのが人間の性である。みんなも人生で一度くらい、返してみたくないか。ちゃぶ台ってやつを……!
でも、いざ返すとなると色々な不安がある。
しばらく考え、これらの不安を一掃できる名案を思いついた。
……ちゃぶ台ぬいぐるみ化だ!
ちゃぶ台自体をふわふわにしておけば当たっても痛くないし、周りのものが壊れる心配もない。軽いので片付けも楽だろう。ぬいぐるみなら自分で作れるので買う必要もない。
ちゃぶ台を返すほどの怒りがないことが問題ではあるが、ただ経験としてやるだけならば、別に平常心で返してもいいだろう。記念受験みたいに気楽な気持ちで返す、そんなちゃぶ台返しがあってもいいじゃないか。


ふわふわちゃぶ台の完成。上に乗っている食べ物もぬいぐるみなので、当たっても痛くないよ!!安心安全!!
作り方
ちょっと前にカインズで大量買いしたウレタンがあるので、こちらの材料で作っていこう!
カインズのウレタンはちょっと固めなので、机や棚など強度が必要なぬいぐるみにとても適している。



角をハサミでカットしていき、形を整えていく。余ったウレタンで、ちゃぶ台の脚も切り出そう!

一応投げたりすることを考え、強度を上げるためにちゃぶ台の裏側に、床マットを切って貼り付けておいた。せっかく作るなら、10年投げ続けても壊れないものを作りたい。
布で包む
ベースの形はできたので、これを布で包んでいく。



裏面も布をつけていくのだが、床マットをつけたせいで凹凸が生まれてしまっている。形に沿ってピタッと布をくっつけたいので、裏面は接着剤の力を借りよう!!


接着剤が乾くまでに、ちゃぶ台の脚を作っておこう!


サクッとできた風に書いてみたが、実際は途中で一度作業に飽きて2日かかっている。同じもの作るの飽きちゃうんだよな。

しかし、飽きている間にいい感じに接着剤も乾いた。裏側の布も縫い付けて、ちゃぶ台パーツが完成!

合体!
あとは脚とテーブルを合体させるだけ!!


ひっくり返したら完成だ!!

自然界では生きていけないレベルの足腰の弱さ。ひっくり返す用のちゃぶ台とはいえ、しっかり上に物を置ける強度にしたい。
補強
よく考えたら、普通の机の裏も補強の板がついている。

実際の机を参考に、足を補強していこう!
固い素材が良いので、ここは床マットを使うことにした。

布で包んで、ちゃぶ台本体に縫い付けていく。


これでかなり足腰が丈夫なちゃぶ台になった。