ニッポンエールグミ
ニッポンエールグミというお菓子をご存じだろうか。
全国各地にある果実を使い、それぞれの都道府県のご当地グミとして売り出しているシリーズだ。47都道府県全てのグミが発売されている。
最近スーパーなどで頻繁に見かけるようになり、見るたび47都道府県全制覇したいなと思っていた。

1個ずつ買ったのではなく、47都道府県コンプリートBOXが売っていたので、そちらをネットで注文した。

ちなみに1県につき1種類の味というわけでなく、複数種類出している県もあるようだ。なのでこちらが全味コンプリートというわけではない。
とりあえず47都道府県集めたかったので、このセットを購入することにした。集めたかった理由は一つ。地図を作りたいからだ!
地図にしよう
47都道府県あるってことは、日本地図を作れるってこと!
スーパーでこのグミを見たほとんどの人は「地図にしたい」って思ったんじゃないですか。私もそうです。夢のグミ地図を実現させよう!
広い場所が良いので外でやろうと思ったが、一応食品なので部屋の中で作ることにした。我が家のスペースで日本が作れるだろうか。

実際の地図を見ないで作れる気でいたが、東北地方の時点でかなり曖昧だったので、早々にカンニングすることにした。

山梨県のぶどうなど納得できる組み合わせもあるが、意外な果物が県を背負っているものも多い。
栃木県はやっぱいちごだよな〜と思ったら、「とちおとめ」ではなく、「とちあいか」だった。

調べると、「とちおとめ」の後継品種らしい。今は「とちおとめ」より「とちあいか」の方が生産量が多いとのこと。知らなかった……。
ちょっと見ない間に、AKBのメンバーが誰一人分からなくなった時と同じ気持ちだ。果物界でも、アイドルのような新陳代謝があるのか。
「いばらキッス」「やよいひめ苺」など結構考えたと思われるネーミングから、「ゆず」「すだち」などそのままの名前のものもあり、ネーミングにかけたドラマの差を感じられて味わい深かい。
このグミシリーズを食べていたら、ご当地果物に詳しくなった。

すごい。グミを並べただけだが、結構達成感がある……!!我が家のスペースにも入りきって良かった〜!!地図史に残る名作ができたぞ。
グミ地図2
ここまで作ったなら、中身だけのグミ地図も、もちろん作ります!!


県の大きさを考慮すべきか迷ったが、 似ている色のものも多くてわかりづらいので、どの都道府県も1個ずつ置いていくことにしよう。

よく見ると、粉がふってあるものと、ないものがある。酸っぱいやつとそうでないものかと思ったが、そういうわけでもなかった。なんの粉なのか不明である。

少しでも作業を中断したら、どこかどこだか分からなくなる。この後友人と銭湯に行く予定があったが、キャンセルして地図作りに専念することにした。

グミ地図完成だ〜!! 部屋中に甘い匂いが漂っている。規則性がありそうでない色の配色がいい感じ!!サーモグラフィみたいだけど、北の方が熱くなっている。
結構良く出来たと思い友人に写真を送ると、「津軽海峡がない」「紙は青の方が海っぽい」「北海道だけでも大きくすべき」などダメ出ししかされず、私なりに反論したら、その後かなり険悪な雰囲気になってしまった。
大人になって、グミでこんなにケンカになるなんて衝撃である。小学生のときでも、グミではケンカしたことないと思う。
複雑な気持ちで一晩過ごしたが、向こうの言い分も確かにそうだと思ったので、翌日新しく作り直した。

北海道と津軽海峡が分かりやすくなったぞ。やはり作り直して良かった!これで地図史に残る名作2個目ができた。
友人とは何個かグミをあげることで和解した。沖縄のシークヮーサー味が美味しいと言っていた。