どっちも大混雑
幕張メッセで開催中のシーテックを訪れたのは金曜日の午後、会社員が展示会寄って直帰という王道パターンの時間帯である。そのせいか京葉線を降りて駅から出るまで5分以上かかる大混雑。
今年のシーテックは3Dやアンドロイド端末など久しぶりにITが盛り上がっているせいだろうか。
いっぽう道具まつりは………こちらも大混雑だった。
こちらはのんびりしてまーす、みたいな感じだと書きやすかったのだが先入観はよくない。殺気立つほどの混雑であった。
まずは両者いちばん人気のアイテム
シーテックでいちばん人だかりができていたのはスマートフォン。OSにアンドロイドを搭載した携帯端末である。
展示されていた端末にはガラパゴスとかギャラクシーとかザイオとか濁点が多くて妙にかっこいい名前がついていた。
そんなガギガギした名前のアンドロイド端末に触ることができるコーナーはどこも行列ができていた。
道具まつりのいちばん人気はなんといっても食品サンプルである。
横にいたおばさんは「肉のサンプルはどこ?」と指名買いしていた。肉のサンプルをいったいなにに使うんだろう?
と思ったが彼女からしてみれば僕が次々とスマートフォンやカメラを買うのを見て同じ感想を持つかもしれない。
シーテックには電子部品もたくさん展示されていたが、スマートフォンは一般消費者向けの完成品である。かっぱ橋にはプロ用の調理器具がたくさんあるなかで、食品サンプルはプロじゃない人でも楽しめる完成品である。
むりやり共通点を見つけてみた。
道具まつりは安い・シーテックは小さい
道具まつりでは路上で格安の製品が売られていた。ラーメンのどんぶり100円。鍋の木ぶた100円。
鍋の木ぶたはあまりの唐突さに思わず買ってしまった。100円で売っていたら誰でも買うと思う。
かたやシーテックは展示会なので値段の表示はない。村田製作所のブースに超小型の空気ポンプ(マイクロブロア)があって魅力的だった。
電子機器の冷却に使ったりするものらしいのだが、展示用に小型のホバークラフトになっていた。
値段がついていたら即買いしていたと思う。
(シーテック)村田製作所のミニホバークラフト