ギルトフリー化とは
冒頭でも触れたがギルトフリー食品とは糖質や脂質を抑えたもののことを指す。
例えば、ダイエット中に砂糖とバターたっぷりのケーキなんてものは厳禁だが、それらが使われていないスイーツなら罪悪感なく食べられるというわけだ。
脂質や糖質などの罪を取り除くことで食品がギルトフリー化されるわけだが、それだと肝心の美味しさが損なわれるだろう。罪と一緒に味を落としているのが欠点なのだ。
そこで、罪を除去する工程をお祓いに置き換えようというのが本記事の趣旨である!
神道では、あらゆる罪は祓いによって解消するとされている。祓いは様々な形式を持つが、今回は神社で行う修祓を応用したい。大麻(おおぬさ)という白いふぁさふぁさで罪をぬぐい去るアレだ。
すなわち、ジャンクフードたちの概念的な罪を祓うことによって、食品の味や見た目はそのままにギルトフリー化を達成するのである。
要するに好きな食べ物を好きなだけ買って、お祓いして食べるのだ。企画にかこつけてジャンクフード食べまくりたいという説もある。
それでは早速、罪をコンビニに買いに行こう!
罪を買いにコンビニへ
ほかで何度も書いているが、僕はコンビニで買い物をすることを思想でやめている。ATMだけ使うようになってもう一年になるだろうか。
記事のネタにするのは別にして、味覚を喜ばせるためだけの菓子や揚げ物も基本的に買っていない。
でも今日はなんでも買っていいのだ。嬉しい。本当に嬉しい。
久しぶりに買い物目当てで入ったコンビニは、すべてのものがイメージの1.5倍くらい高い。
少し大きめなサイズとはいえカルビーのポテチが200円以上していた(…気がする。動転して記憶が曖昧なのです)。
何よりも驚いたのは、そんな価格帯の店で平然と買い物をする人たちがゴロゴロいるということだった。老若男女がご飯だのスイーツだのを当たり前のように。
おれは人類平和を実現する第一歩として、資本主義の破壊のためにストライキ的な生活をしているというのに。それは将来的に市井のあんたらのためでもあるんだ!それを、それを……!
愕然とした。僕に世界を滅ぼす力があったら地球がどうなっていたか分かりません。
罪たちを紹介する
それでは、今回買ってきたものを紹介しよう。
お腹を空かせて買い物に行ったこともあって完全にタガが外れている。詳しく内容を見ていこう。
おれはムショ帰りかなんかか。一食分のつもりで買ってきているのだから恐ろしい。これほどまでに欲望を抱えていたとは思いもよらなかった。
お祓いでジャンクフードをギルトフリー化する
それでは、これら食べ物の罪を祓っていこう。
お祓いをするための道具を一式借りてきた。
衣装は祖父から譲ってもらったものの、上級の神職用なので着るに着られなかった狩衣だ。これ以上偉くなる見込みもないので撮影用ということにする。
まずは案(机)の上に食べ物を乗せていこう。
式次第は地鎮祭などの外祭に沿いつつも、神様は降ろさずに清め祓いだけを丁寧にやる形にした。流石にこんな用事で神様を呼べない。
それでは始めよう。
これにて罪は祓い清められて消え去り、ジャンクフードはギルトフリーになった。ここに疑いをかける者は信仰上の問題に立ち入ることになります。
一部しか儀式の様子を紹介できなかったが、通しで真面目に望んだことは記しておきたい。終わったあとのホッとした顔が物語っているだろう。