特集 2026年4月28日

お茶の木の新芽でミャンマーのラペソーを仕込んでラペットウを作りたい

お茶の木の新芽でラペソーを仕込んでラペットウを作りました。

東南アジアのミャンマーでは、お茶の葉っぱを発酵させた『ラペッソー(ラペッ=茶、ソー=湿った)』という食材を、揚げた豆や生野菜などと混ぜた『ラペットウ(トゥ=和える)』でよく食べるらしい。

お茶の葉ならタケノコ狩りのついでに摘ませてもらえるので、ラペッソーを仕込んでラペットゥを作ってみることにしたのだが、最終的に私はチャーハンを食べていた。

趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー)

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専門店でラペットゥを食べてみる

まったく味を知らない異国の料理をいきなり作っても正解がわからないので、まずは高田馬場にあるミンガラバーというミャンマー料理の店へやってきた。

ラペットウはまさに看板料理のようで、看板に「ミャンマーはお茶の葉を食べる国。ミャンマーのサラダといえばラペットウが有名」と書かれていた。

つい最近のことみたいに書いたが、なんと2021年の出来事である。うっかり記事にするのを忘れていたのだ。

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ミャンマーの家庭料理が食べられる店、ミンガラバー。ビルマ語で「こんにちは」という意味。

メニューを確認すると「お茶葉と豆たっぷりの和え物」という説明が書かれていた。またミャンマーの屋台の定番料理とのこと。

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ビルマ語は丸々していてかわいい。

ミンガラバーのラペットウに入っているのは、お茶の葉を発酵させたラペソー、揚げた豆、干しエビ、キャベツ、トマト、生唐辛子、胡麻など。味付けはオイル、魚醤、柑橘類の果汁あたりだろうか。

ラペソーはうま味が強く、予想よりも癖が無くて食べやすい。オイリーだけど酸味と辛味もあって爽やかな後味で、たくさんの味と食感が混ざり合うとてもおいしいサラダだ。

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知らない味だけど口に馴染むサラダだった。

 

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ラペソーを買いに行く

高田馬場にはミャンマー料理店だけではなく、ミャンマー食材店もあるので訪ねてみると、ラペソーが色々売られていた。

この豊富な品ぞろえを見る限り、ミャンマーの方々にとても愛されている食材なのだろう。

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ラペソーやラペットウのコーナー。
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こちらは店員さんおすすめのラペットウの素。材料は茶葉、ピーナツオイル、唐辛子、塩、クエン酸などで、かなり辛いらしい。
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ラペソーと揚げた豆や干しエビがセットになったものがあったので、こちらを購入した。
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こういうセットって楽しいですよね。

帰宅後、買ってきたラペットウセットからラペソーだけを味見してみると、どうやら油漬けになっているようだ。加熱はされているようで、漬物ながら塩分は感じられず、お茶の好ましい苦味が全面にくる。ちょっとだけピリッとくるのは唐辛子だろうか。

塩分のない野沢菜をオイリーにした感じである。

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このラペソーはオイル漬けのようだ。

これを付属の干しエビや揚げた豆などと混ぜると、ビールのつまみにピッタリの品になった。ここに生野菜や調味料を加えれば、お店で食べたあのサラダになるのだろう。

食べながら理解したのだが、これはクックドゥみたいなものなので、こちらで用意する食材を追加して完成のようだ。

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生野菜抜きのラペットウになってしまった。
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お茶の新芽を摘んでラペソーを作ろう

ラペソーとラペットウがなんとなくわかったところで、毎年通っているタケノコ狩りへと向かう。

裏庭に竹林があるような家にはだいたいお茶の木(チャノキ)も植えられているので、タケノコのついでに新芽の茶葉もいただいているのだ。

いつもはお茶にしているのだが、今回はこれでラペソーを作ってみたい。

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春の恒例行事といえばタケノコ狩り。普通は食べないサイズに育ったものでメンマを作るのが趣味(詳しくはこちら)。
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垣根としてお茶の木が植えられているので、新芽を摘ませていただく。
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タケノコ狩りは「夏も近づく八十八夜(立春から数えて88日目なので5月2日頃)」と同じ時期なので、柔らかい茶葉を摘むのにベストなタイミング。
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お茶用としてはベストなサイズだが、ラペソーにはまだちょっと小さいかも。
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殺青して揉捻する

ラペソーの作り方はネットで調べてもよくわからなかったので、とりあえずウィキペディアに書かれている情報(こちら)を基に、適宜ローカライズをしながら試していくこととする。

時代、規模、地域によって作り方は違うようだが、茶葉を殺青と揉捻して嫌気発酵させるらしい。

殺青と揉捻と嫌気発酵。普段使わない単語がたくさん出てきてドキドキする。なんだか「部屋とYシャツと私」と真逆の世界だ。

まず殺青だが、茶葉を加熱して酸化発酵を停めるプロセスのことで、要するに蒸せばいいようだ。

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殺青!

続いては揉捻。これもお茶作りの用語で、よく揉んで水分を出すことのようだ。

これを乾煎りしながら揉み続ければ緑茶になるが、今回作るのはラペソーだ。

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揉捻!
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しっかり絞ったほうがいいのだろうか。
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殺青と揉捻をした茶葉。
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絞り汁をお湯で割ったら生茶みたいでおいしかった。

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