特集 2024年5月2日

コンビニ弁当をお弁当箱に詰める

ちゃんと『お弁当』になった

お弁当は自由だ。キャラ弁のようにとことん凝ってもいいし、バナナをそのまま入れて終わりでもいい。僕はコンビニ弁当を詰めたくなった。

1987年東京出身。会社員。ハンバーグやカレーやチキンライスなどが好物なので、舌が子供すぎやしないかと心配になるときがある。だがコーヒーはブラックでも飲める。動画インタビュー

前の記事:カレーを作りすぎて分けに行く


雰囲気が全然変わると思う

お弁当箱には昨日の残りの炒め物を詰めてもいいし、冷凍食品を詰めてもいい。その勢いでコンビニ弁当を詰めてもいいだろう。

コンビニ弁当の、あの薄くて広い容器に入っていたご飯とおかずを深くて狭いお弁当箱にぎゅうぎゅう詰める。雰囲気が全然変わると思う。

やってみよう。

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がっつりチキンカツ弁当

家を出て、コンビニで弁当を買って家に戻った。

戻るところ。セブンイレブンのがっつりチキンカツ弁当

弁当を買ったのならそれを好きな場所で食べればいい。

でも帰ってきた。見たことのないコンビニ弁当の姿が見たいから。 

詰めるのはこのお弁当箱
サイズはこのくらい

標準より小さめかもしれない。ここに、がっつりチキンカツ弁当がどこまで収まるのかも見たい。 

まずご飯から。腕の血管が浮きすぎていて心配になるが元気です

深さがあるので思ったより入る。 

詰める、というお弁当作りのクライマックスがいきなり始まった

サビから始まる歌だ。流行るぞ。 

ご飯、全部入ってしまった

無理なくきれいに収まった。やはり深さがあってギュッとできるので、見た目以上にしっかり入る。

お弁当箱に入ったご飯は、すごくお弁当っぽかった。

昨日の夜ジャカジャカ洗われて、炊飯器のタイマーをセットして翌朝炊けましたみたいな顔をしている。米、一粒一粒がそんな顔をしている。これがお弁当箱の力だ。 

おかずも詰めよう。チキンカツを一旦どかして、下にあったスパゲッティを詰める
最後にカツと漬物を詰めた
完成です!

おいしそう。すごくおいしそうだ。

お弁当としてなんの文句もない。120点。そりゃそうだ。詰める前もおいしいお弁当だったんだから。 

入り切らなかったのはこれくらい。スパゲッティ、こんなにあったんだな
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ご飯がたくさん掬える!

フタをして、
開けて食べた。ご飯に箸が深く刺さってたっぷり掬えるのがいい

ご飯を頬張れる喜び。お弁当箱が与えてくれるプリミティブな感情を思い出した。ご飯と一緒にたくさん息を吸って噛んで飲み込んで一気に息を吐いた。

チキンカツもスパゲッティももちろんおいしかった。カツはマスタードが効いていた。 

⏩ 麺でもいける

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