地元との油断ならない関係
箕面のことをそっと知っていただけましたでしょうか。また箕面を知ってる方は頷いていただけましたでしょうか。
「20数年住んでたし、知ってるものばかりやろ」と思ってたら、隠し持ってた爪を急に見せてくるのが地元。「え、そんなん全然しらんかった、おい言ってくれよ」の連続でした。
私と箕面、これからも油断ならない関係でいきたいです。
箕面萱野駅開通
ここ最近の箕面のビッグニュースといえば、北大阪急行の箕面萱野駅開通です。
北大阪急行は、大阪を南北につなぐ御堂筋線を北に延長した路線で、もともとは大阪の中心地から1970年の大阪万博会場へとつなぐため開発されたそう(北大阪の人たちは、ともすれば70年万博に触れがちです)。
今まで南隣の市の千里中央どまりだったのですが、2024年に箕面まで伸びました。
元々あったみのおキューズモールもなんだか華やいでキレイになっていました。
2024年の年末、私が箕面に帰省したとき、母親がみのおキューズモールのことを10年前の名称である「ヴィソラ」と呼んでいて懐かしさ青天井でした。
どの地域の複合商業施設もそうだと思いますが、経営元の変更で名前が変わっていきますよね。しかしやっぱりジャスコとかマイカルとか、呼びなれた昔の名前で呼んでしまいます。
ちなみに私はみのおキューズモールをいまだに「カルフール」と呼んでいます(かつてスーパーのカルフールが入っており、子どもはみなカルフールと呼びならわしていた)
箕面に北大阪急行が伸びたことで、もう一つ新しい駅ができました。「箕面船場阪大前」です。
外国語学部があるこの箕面キャンパスは2021年にできました。これまた新しい・・・
私は、狭くて人の多い阪大豊中キャンパスでずっと勉強しており、新しくできた箕面キャンパスを見て圧倒的格差を感じ、悔しすぎて用事がないのに何回か行きました。
あと、箕面船場と言えば卸価格で衣料品や文具が買えるジェット(旧SSOK)、人気スイーツの堂島ロールの切れ端が安くで買えるお店、そして、
私が中学生だった頃、みんなBbにお熱でした。チャリやバスでわざわざ行って、ロデオやらボウリングやらをやりこんだものです。
あと、太くて長いサンドバックみたいなものを持って、1対1でどつきあうスポーツマンシップのあまりないゲームもありました。
「Bb」は「ビーバーワールド」の略で、「え、B(ビー)b(バー)・・・?」と今でも腑に落ちていません。
家で、テレビ朝日『アメトーーク 年末スペシャル』をダラダラみていたら、バレーボールの人気選手が人気芸人とロケをしていたのですが、
「なぜ箕面に⁉」と疑問だったのですが、
その名も「サントリーサンバーズ大阪」です。
何もかも知りませんでした・・・外部から地元のホットスポットを知らされることってたまにありますよね。
2年前、吉川英治の『新編忠臣蔵』を読んで、「大石内蔵助、中間管理職みたいでかわいそう~」なんてうそぶいていたら、箕面の萱野出身の萱野三平という人物が登場しました。
萱野三平は吉良邸討ち入り参加か、もしくは父にすすめられた就職かで板挟みになり、若くして自ら命を絶ってしまいます。「悲劇の若きエリート」といった人物です。
自分のなじみの地域の背景を知り、「え、なになに、全然知らんかったんやけど」とゾクゾクする。老後、どんどん地域の歴史にのめりこんでいく人の気持ちがわかりました。
萱野三平旧邸のほど近く、教学寺というお寺があります。
(・・・これも今年の1月に知りました。地元って知らないことばっかりですね。)
住職の息子であった三島海雲は、仏教大学で学び、24歳のときに中国留学にいく機会を得て、内モンゴルにて乳酸菌で乳を発酵させた「酸乳」と出会い、カルピスのヒントを得たとか。
この三島海雲、モンゴルで牧場を経営したり、40代から80代までほぼ毎年富士山に登ったり、スケール大です。
地元にこういう人がいると、自分のうだつの上がらなさを地元のせいにはできなくなりますね。
箕面には、この10年で急速に開発された彩都というエリアがあります。
今やめちゃくちゃ栄えててにぎわっています。なんとコストコもできるそう。舐めててすみませんでした!
また彩都には、ふわふわチーズケーキの「りくろーおじさん」のデカい店舗があります。
私が彩都で強く推薦したいのは「彩都なないろ公園」です。
ここには、
結構高さもあってどう見ても怖そうなのですが、子供に大人気なようで、キャイキャイ列をなしていました。
かつて、安藤さんが沖縄で同じタイプの滑り台に挑戦されていました。背中とおしりがめちゃくちゃ擦れるそうです。そりゃそうですよね・・・
いつか私も、軟膏などをちゃんと用意した上でチャレンジしてみたいなと思っています。
箕面のことをそっと知っていただけましたでしょうか。また箕面を知ってる方は頷いていただけましたでしょうか。
「20数年住んでたし、知ってるものばかりやろ」と思ってたら、隠し持ってた爪を急に見せてくるのが地元。「え、そんなん全然しらんかった、おい言ってくれよ」の連続でした。
私と箕面、これからも油断ならない関係でいきたいです。
地元出身/地元在住ライターが紹介する地域情報です。住んでる人ならではの細かい情報、偏った情報をお送りします。
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