運命の出会い! だったのに……
納豆が好きです。ごはんのおともとしてはもちろんですが、僕は酒飲みなので、そのままつまみにすることのほうが多いです。
銘柄に関しては、これまでは特に気にせず買ってきたんですが、ある日何気なく手に取り、「これ、大好きすぎる!」と感動したのが、ミツカン「金のつぶ」の「たれたっぷり! たまご醤油たれ」の「ひきわり」。
安心のブランドである、金のつぶ自体の美味しさ、そしてとろりとコク深いたまご醤油たれの、好みにドンピシャの味わい、さらに、酒のつまみとしてちびちびつまめる、ひきわりのありがたさ。これが個人的にハマって。
あ、ちなみに、自宅で納豆晩酌をする際の最重要ポイント。それは、
この納豆が僕の大定番となり、以来こればっかり買ってたんです。
ところが最近、ぜんぜん見つからないんですよ。スーパーへ行くたびに探すんですが、「ひきわりでない金のつぶ」および「たまご醤油たれでない金のつぶひきわり」はあるのに、「金のつぶひきわりたまご醤油たれ」が見つからない!
もちろん、どちらも美味しいんです。だけど僕のなかの至高の納豆は、ひきわりたまご醤油たれなんです。知ってしまったからには、あと戻りはできないじゃないですか。
そこで調べてみたところ、以下のようなことがわかりました。
・「金のつぶひきわりたまご醤油たれ」は、2022年3月、東海・北陸エリア限定で発売された。
・好評を受け、2023年9月から販売エリアを全国に拡大。
・ところが現在は、ミツカンの公式ブランドサイトに商品情報がないことから、生産終了の可能性が高い。
あぁ、僕はもう二度と、金のつぶひきわりとたまご醤油たれのハーモニーを楽しむことはできないのか……。そりゃあ、ひきわり納豆に普通の金のつぶのたまご醤油たれを合わせることもできる。けれどもその場合、それぞれの“残りもの軍団”の存在が不憫すぎるじゃないですか。
ところが先日、スーパーで我が目を疑う商品を発見しました。それがこちら!
うお? うぉおおお?
つまり
まずはじっくり味見してみよう
いったん落ち着きましょう(自分)。
なんとですね、ごらんのとおり、金のつぶのたまご醤油たれの、“たれだけ”という商品が存在していたんです。これさえあれば、僕の愛した「金のつぶひきわりたまご醤油たれ」の味が再現できるばかりか、他のどんな納豆だって、付属のたれではなくてたまご醤油たれで味わうことができる。まさに夢の商品!
※さっき「残りもの軍団が不憫」とか言ってたことは忘れてください。まぁ、あまった納豆のたれって、他の料理の味つけにも使えますし。
ではさっそく、金のつぶのひきわりと合わせてみましょう〜!
……の前に、ファンとしてこんなに興味深いことはないので、まずはたまご醤油たれそのものの味を見てみましょう。
なるほど、今まで納豆に混ぜてしか味わったことがなかったですが、やはりかなり特色のある味わいですね。
まず、口当たりがとろりと濃厚。そして卵黄由来のコク深さを確かに感じます。味はしっかり濃いめなんですが、印象的なのは甘みも強めなこと。ほのかにですが、みたらし的な印象もあります。
ではいよいよ、ひきわり納豆と合わせてみましょう。
まずはなにも加えずによ〜く混ぜた納豆を2パックぶん用意。それぞれに、付属の納豆のたれ、および、たまご醤油たれを加えて、味の違いを確認してみようと思います。
あ、たまご醤油たれじゃない普通のほうのたれ、あらためて味わうとめちゃくちゃうまい! 塩気やほんのりとした甘み、そして心地よいだしの香り。当たり前なのですが、納豆に合わせるたれとして、バランスが完璧です。さすが金のつぶ。
こんな機会でもないとここまで真剣に味わうことはなかったかもな〜。身の回りにありふれたものに宿る、企業努力のありがたさ。
お〜、なるほど! これは、もしかしてなにも聞かないで出されたら気づかないかもしれない。そのくらい、こちらもバランスが良くて美味しい。ただ、やっぱり感じるとろみとコク。それにより納豆の風味がすごく引き立っている気がします。それから、たれの甘みが、心地いい範囲の苦味を引き出しているようにも。
嬉しいのが、たれがかけ放題なので、自分好みの濃度に調整できること。お酒のつまみにするならばやっぱり少し濃いめが合いますし、同様に濃いめにすれば、大盛りごはんももりもりいけそうです。
あらためて、いいぞ! たれだけボトル!
玉子かけごはんはどうだ?
ところで本品のラベルでは、納豆に混ぜる他、こんな食べかたも推奨されています。
納豆だけでなく、自由な発想でいろんな料理に使ってもいいよ、ということですね。ファンにとっては嬉しい提案。なかでも気になる、玉子かけごはんを作ってみましょう。
よ〜く混ぜたら、仕上げに“追いだれ”をちょろりとかけて、
うんうん、間違いなくうまいです。
ただ正直に言うと、玉子かけごはんって、そもそも生の玉子がたっぷりの料理。ゆえに、たまご醤油たれの持ち味がそこまで生かされているというほどでもない印象もあります。全体が融合して境目がわからなくなってしまっているというか。ならば好きな醤油で食べるほうがいいかも。あくまで個人的な意見ですが!
となると、ラベルで推されていたその他の玉子料理にも同様の結果が待っていることが予想されます。次はむしろ、玉子を使っていない料理で試してみましょう。

