カンパンわくわくレシピを見つけた
わたしの住む静岡県浜松市には、全国的にも有名な菓子メーカーがいくつか社屋を構えている。
そのうちのひとつに、みんな大好きチョコバットや源氏パイ、かにぱんなどで知られる三立製菓がある。
三立製菓の商品はどれも子どもの頃から身近にあった、馴染みのあるものばかりだ。
そして、多くの家庭で常備されているであろうあのカンパンも三立製菓で作られている。
そう、カンパンといえば保存食なので、もしもの時に備え買っておいてあるという家がほとんどだろう。
しかし三立製菓は、カンパンを日常づかいするかのような『カンパンわくわくレシピ』を公開しているのだ。
三立製菓ウェブサイト『カンパンわくわレシピ』
レシピを見てみるとカンパンカナッペ、フライドカンパン、カンパンバーガーなどかわいらしいメニューから、ミラノ風カツレツ、ピザ、つくねといった本格料理までラインナップもさまざまだ。
カンパンを材料にした料理、ぜひ作ってみたい!
思い立ったが吉日、わたしの足はすでに近所のスーパーへ向かっていた。
カンパンを砕きまくる
カンパンわくわくレシピの中から、今回は『カンパンで♪ざくざく衣のミラノ風カツレツ』『カンパン de ピザ』『つくねカンパン』の3品を作ることにした。
ほかにも気になるレシピが多すぎて、1週間ぐらい悩んだ末の3品だ。できあがりに期待したい。
レシピによると、この3品を作るためには合計135粒のカンパンが必要になる。近所のスーパーで見つけた袋タイプのカンパンは1袋180gだったが、180gが何粒入りかわからなかったのでとりあえず3袋買って家に戻った。
はじめに、晩ごはんのメインディッシュにもなりそうなざくざく衣のミラノ風カツレツを作ろう。
順調にスタートしたかに思えたが、2ステップ目でさっそくつまいづいた。
レシピに“ 豚肉2枚を少し重なるようにしてずらして広げ、よく混ぜた【A】を絡める”とあるが、肝心な【A】の内容がどこにも見当たらないのだ。わたしはなにをよく混ぜたらいいんだ。
しかもどうやらこの工程を無視して3ステップ目に進むと、せっかく砕いたカンパンがどうも豚肉に付きそうにない。
まだ実質1ステップしか踏んでいないが、ここからはオリジナルレシピで作ることにした。
おそらく【A】とは異なるが、フライを作る要領で豚肉を小麦粉にまぶし、溶きたまごにつけ、先ほど砕いたカンパンをまとわせる。
“よく混ぜた【A】”というワードがどうしても頭から離れなかったので、カンパンに粉チーズを加え、それをよく混ぜてみた。正解かどうかはわからない。
あとは、フライパンにサラダ油を熱して揚げるだけ。
晩ごはんに出す予定だけど、せっかくなので揚げたてを1枚…
粗く砕いたカンパンがザクザクしていて食感がいい。
粉チーズも入れたけど、カンパンの塩気がしっかり残っていてなにもつけなくてもおかずとして食べられる。
想像以上のおいしさに、若干イロモノとして扱って悪かったと心の中でカンパンに謝った。