部屋に要るものしかない
引っ越しのために整理整頓をしている。いらないものはこれを機に断捨離しようと思っているが、いくら探しても捨てるものが無い。
全く使って無いものも、「思い出がある」「持ってるとかっこいい」「いつか使う気がする」など色々な理由があって捨てたくない。
大量のバドミントンの羽は、バドミントン部が捨てようとしていた物を貰い受けた。いつか何かの工作に使うかもと思ったが、何にも使わず何年も時が過ぎてしまった。雛人形の台座も貰い物だが、同じ理由で捨てられない。
コーヒーメーカーとミニグリルパンは、箱から出すこともなく2年経過。でも壊れてないしまだまだ使える。タンバリンに関しては、誰かが演奏していたら急にタンバリンで割り込んでセッションするという陽気なペンションみたいな状況に憧れているのでとりあえず持っている。今のところ一度も使ったことはない。
それぞれに思いがあり、捨てられないもので部屋が溢れている。個人的な要素を排除してフラットな目で物を見るには、一回「他人の物」としてみた方がいいのかもしれない。たとえば、「ご自由にお持ち帰りください」の無料コーナーにあったら、持って帰るかどうか。これが一番客観視できるやり方なのではないか。
自分による自分のための「ご自由にお持ち帰りください」コーナーを作ることにした。
人の少ない公園へ
本来「ご自由にお持ち帰りください」コーナーを設置するなら人通りがある方が良いが、全部本当は捨てたくない物なので間違って持っていかれたら嫌だ。人の少ない公園でやってみよう。
このままだとフリマっぽさが出てしまうので、ちゃんと「無料」であることをアピールしよう。
自分の持ち物ということは1回全て忘れて、 「ご自由にお持ちください」を見ていこう!
結構欲しい
改めて見ると、かなりレベルの高い「ご自由にお持ち帰りください」ではないか。
人から無料でいいものを譲り受ける時の喜びを感じる。欲しい。むしろさっきより欲しくなってきた。
改めて見ると、新品のテープのりはものすごくいいじゃないか。
会社員時代は頻繁に使っていて、すぐ無くなってたテープのり。フリーランスになってから一度も使わなくなったが、封筒の封をするのに超便利なんだよな。 これは絶対に持って帰ろう!
欲しくないものもある
旅館でもらえる靴下は、「ご自由にお持ち帰りください」コーナーにに置いた途端に全く魅力がなくなった。
今までは、雨の日に靴が濡れたの替え靴下や、友達が急に泊まりにきた時にあげたりできる!と思って大事にしまっていた。でも、このコーナーにあったら全く欲しくない。ただの薄い靴下なのだ。
ちなみにこれは自分で作ったものだ。 なんで作ったのかは覚えていない。
でも特に梅干しが好きというわけでもないしな……。
一般家庭にタンバリン3つは多すぎる。カラオケスナックじゃないとおかしい量だ。
なんということだろうか。先ほどまで全部捨てられないと思っていたものたちが、急に魅力がなくなってきた。

