広告企画 2022年2月17日

ツルが集い、タツノオトシゴが泳ぎ、佐多岬が遠い旅 ~地元の人頼りの旅in鹿児島県~

鹿児島県という場所がある。九州の一番下に位置し、薩摩半島と大隅半島に分かれ、その間には錦江湾が存在する。その錦江湾には桜島もある。日本の国旗になっている「日の丸」を最初に使用したのも鹿児島の藩主・島津斉彬だった。

そんな鹿児島を旅したいと思う。地元の方に「オススメの場所はありますか?」と聞いて、それを頼りに旅をするのだ。ガイドブックではあまり紹介しない景色に出会えるかもしれない。偶然の旅の始まりだ。

※これまでいろいろな場所で取材をした記事を読めば誰もが知ったかぶりできるはず。「知ったかぶり47」は、デイリーポータルZと地元のしごとに詳しいイーアイデムとのコラボ企画です。

1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー)

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> 個人サイト Web独り者 彼女がいる風の地主恵亮

鹿児島が地元

鹿児島は九州にあり、暖かいイメージがある。それはその通りで2018年のデータでは平均気温は19度で全国で2番目に暖かい数字となる。食べ物も美味しく、サツマイモの生産量はぶっちぎりで1位だ。 

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鹿児島といえば桜島ですね!

私は鹿児島が地元である。今は東京に住んでいるけれど、小学校3年生から卒業するまでの4年間を鹿児島で過ごした。楽しい思い出しかない、非常に大好きな土地だ。自然が豊かで、適度に都会だった。

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鹿児島中央駅!

鹿児島中央駅は九州新幹線の終点の駅だ。大きな商業施設があり、鹿児島市電に乗り換えることもできる。私が住んでいた頃は「西鹿児島駅」という駅名だったけれど、2004年に今の駅名になった。

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ざっくりの鹿児島の地図
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氷菓「白くま」の発祥の地も鹿児島!

海が美しく、景観もよく、天文館というアーケード街もある。鹿児島は非常に素晴らしき場所なのだ。だって私の地元だし。そんな場所を地元の方のオススメで旅する。空港や車を借りる時、ホテルなどでオススメを聞いた。さぁ、旅の始まりだ。

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鹿児島の旅が始まります!
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雨だけど!

1万羽を越えるツル

空港で今の時期のオススメはありますか? と聞いて教えてもらったのが「ツル」だった。出水市には日本一のツルの渡来地があり、毎年10月から12月にかけてツルがシベリアから渡来して、3月頃まで滞留する。そのツルの数は1万羽を越える。 

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出水に来たら、ツルがめっちゃ飛んでいるし、
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普通に歩いていた!

ツルが渡来する冬の時期だけオープンする「出水市ツル観察センター」を目指していると、普通にツルがいた。たとえば私が住んでいる東京ではツルがその辺を飛んでいるのをまず目にしない。しかし、出水市では普通だった。道路を普通にツルが横断しているのだ。

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出水市ツル観察センターに来ました!

出水市ツル観察センターでなくても、ツルは観察できるけれど、この施設では展望台のような感じで一段高いところからツルを見ることができる。上から見るとよくわかる。ツルが群れている、と。とても群れている。1万羽だもの。

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上から見ると、
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ツルだらけ!

この時は、ナベヅル15511羽、マナヅル1314羽、カナダヅル4羽、クロヅル8羽、ソデグロヅル1羽、ナベクロヅル2羽、総数16840羽が渡来していた。1羽、2羽のツルは美しいという感想を抱くけれど、これだけいると純粋に、単純に「群れているな!」という感想だけを持つ。

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ツルだらけ!

今はやっているのかわからないけれど、私の母がここのツルの餌に寄付していた。だから、このツルの存在を私も知っていた。確かにこの時期にオススメを聞かれたら、ここを答える。ツルの数に衝撃を受けるのだ。見渡す限りがツルだらけってなかなかない体験だから。

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カラスもいるね!

よく観察しているとツルが圧倒的に多いけれど、カラスもそこそこいることに気がつく。実はこのカラスも越冬のための渡来しているものだ。日本でカラスと言えば「ハシブトガラス」、「ハシボソガラス」が有名だけど、こちらに越冬に来るカラスはシベリアからお越しの「ミヤマガラス」です。

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飛ぶ、ツル!

晴れた青い空にツルが飛んで行く様はさぞ美しいと思う。でも、本日は雨でした。気温は5度でした。鹿児島は暖かいと冒頭に書いたけれど、寒い日だってあるし、桜島の上の方には雪も降っていた。ただツルはいつだって美しかった。

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「出水市ツル博物館クレインパーク」というツルの博物館もあります!

タツノオトシゴを見ながらコーヒー

次にオススメしてもらったのは、「タツノオトシゴハウス」。タツノオトシゴは水族館でも見ることのできる、立って泳ぐ生物。ヨウジウオ科の魚だ。確かに知っているけれど、そんなにじっくり見たことはなかった。 

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頴娃町にある「タツノオトシゴハウス」

こちらの施設はタツノオトシゴの観光養殖場だ。2008年にタツノオトシゴの会社を立ち上げ、2010年にタツノオトシゴハウスをオープンさせた。カフェのような感じでタツノオトシゴを見ながらコーヒーを飲むことができる。

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オシャレな空間に、
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タツノオトシゴ!

入場は無料でコーヒーなどを必ず頼む必要もないのだけれど、今までの人生でタツノオトシゴを見ながらコーヒーを飲んだことなんてないので、当然コーヒーを注文した。今までの人生で一番、タツノオトシゴと向き合った時間だ。結果、コーヒーがいつもよりキラキラしていた気がする。

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タツノオトシゴの煌めきを感じながらコーヒー!
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仲間の首につながっている!

店内には常時200匹以上のタツノオトシゴが泳いでいる。生まれて数日のタツノオトシゴも泳いでいた。世界で一番大きなタツノオトシゴ「ポットベリーシーホース」の販売もあり、1匹7000円だった。安い気がするけど、買おうと思ったことがないので、安いのか自信はない。直感的に安いと感じた私の前世はなんだったのだろうか。

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7000円!
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群れているね!

タツノオトシゴは白身の魚で、日本で販売されている栄養ドリンクにもタツノオトシゴエキスが含まれているそうだ。たとえばユンケル黄帝ロイヤルに「カイバチンキM」という成分が入っているのだけれど、それがタツノオトシゴだ。

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ずっと見ていられるね!

立って泳ぐ様、紐にしっぽを巻き付け固定する様など、見ていて実に面白い。飽きないのだ。コーヒーが冷めるほどに見ていた。あと剥製が売っていたので買った。こういうのは買っちゃう方なのだ。オススメに間違いはない。すごく興奮した。

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剥製に触れた!
鹿児島のローカル情報満載!カゴシマニアックス中園さんとの対談はこちら!

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