戸隠地質化石博物館で聞いたおすすめが「地獄谷野猿公園」である。
地獄谷野猿公園
野猿公園は野生のサルが温泉に入っているところが見られるらしく、外国人観光客からも人気のスポットなのだとか。
入口の駐車場では海外からのファミリーが立ち話をしていた。目であいさつして入口を進む。
長野の観光地はどこも歩くことを前提としているようなので、歩きやすい格好で行った方がいいと思います。
ここ野猿公園も、入口にある看板に1.6キロ先!と堂々と宣言されていた。おどしだろう、と思うかもしれない。でも行ってみるとわかるけど、これ1.6キロ以上ある気がする。
戸隠神社でも思ったが、こういう静かな道を延々歩いていると歩くこと自体が目的に思えてくる。一人なのでいろいろ考えるし、冷たい空気も気持ちがいい。もうこのままずっと歩いていたいなと思う。
そのくらいになった時に、ようやく入口にたどり着く。え?入口って30分前にくぐったあれじゃなかったの?と思うだろう。
壁のように立ちふさがる階段をさらに登っていくと、その先に本当の入口が現れます。おめでとうございます。
ここのサルたちは「Snow Monkey」としてガイドブックにも紹介されていて、海外からの観光客にも人気なのだとか。
入口を抜けて谷の方へと進んでいくと雪の中に動くものがいた。
サルだ。
遠くの斜面を駆け上っていくサルを「わー、サル本当にいるんだー」と眺めていると、すぐ横に気配を感じた。
よく見るとそのへんの山肌にたくさんいるではないか。そして人との距離が近い。
公園によると、サルにはエサを与えてはいけない、目を合わせてはいけない、触ろうとしてはいけない。そのあたりを守っている分には襲ってくることはないのだとか。
サルたちは寒いと園内の温泉につかるらしいのだけれど、この日は気温が15℃くらいあったので誰も入っていなかった。
長野から帰ってきてからもサルたちどうしてるかなと思い、たまにライブカメラで確認したりしているんだけど、僕が行ったあとにまた雪が降ったらしく、寒そうなサルたちが写っていた。
今年は雪が少なかったこともあり、僕が行った時には観光客よりサルの数の方が断然多かった。サルも今年は静かだなと思っているんじゃないだろうか。
道の駅の「やしょうま」「うずまきパン」「おやき」
レンタカー屋さんでおすすめされた善光寺に向かう途中で農産物の直売所を見つけたので寄ってみた。
冬の期間は農作物は週末のみの販売のようで、店内には主に野沢菜や地元の特産品なんかが並んでいた。
長野の特産品は知らないものがいろいろあった。
「やしょうま」についてお店の人に聞くと
「なんていうのかねえ、このあたりの食べ物ではあるんだけどねえ。」
とあいまいな返事だった。どうやって食べるんだろう。
「うーん、わしらは焼いて醤油つけて食べたりするけどねえ、どうなのかねえ。」
こちらもあいまいである。※やしょうまについて、詳しくはこちらの記事で。
他にも「おやき」はどこのスーパーにもお土産屋さんにも売られていた。
食べたことのない人のために説明すると、おやきは肉まんの密度を高めたような食べ物である。中身は野沢菜とかナスとかいろいろあるけど、どれを食べてもだいたい美味い。
地元パンもある。