広告企画 2020年4月16日

雪道を2キロ歩き、ソースかつ丼を食べ、温泉に入るサルに会う~地元の人頼りの旅in長野県~

戸隠そば「そばの実」

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戸隠神社の奥社からすぐのところにあるそば屋さん。

長野のこのあたりは戸隠そばといって、そばが有名なのだとか。そういえばトレイルランニングのレースでも補給所でそばが振舞われていた。

お店に入るとすぐに温かいお茶を出してくれた。これは本当に美味しかった。

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えんめい茶というお茶らしいです。生き返る。
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あったけー。

雪道をさんざん歩いてきた後である。温かいお茶がなによりありがたかった。

この後、お店おすすめの十割そばとワカサギの磯部揚げを注文した。

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十割そば。まずは塩で食べてください、とのこと。通がやるやつ!
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ワカサギの磯部揚げ。

ワカサギは持ち上げても重さを感じないほどカラっと揚がっている。頭の先にちょっとだけ塩を付けて食べると、海苔の香が鼻からふわーっと抜けるのだ。うめー。たっぷりあるのに減っていくのが寂しくなるほど。

そばだって見ただけで美味しいのがわかる。

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香りがすでに美味いもの。

そばは直接はほんのりとしか香らないのだけれど、口に入れた瞬間に強烈にそばの香りがするのだ。

来るたびに思うのだけれど、長野には長野らしい香りがあると思う。なんだろう、森とお寺をブレンドして囲炉裏であぶったみたいな香り。その香りをこのお店でもかいだ。

ワカサギとそばはあっという間に食べてしまった。

お店で聞いたところ、ワカサギはここからしばらく行ったところにある「野尻湖」でとれたものらしい。

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野尻湖

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特に勧められたわけではないけど、ワカサギがいるという野尻湖が見てみたくてやってきた。
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野尻湖といえばナウマンゾウですよね。

野尻湖で発掘されたナウマンゾウの話は中学か高校の英語の教科書で読んだことがある。湖畔に化石が見られる博物館があるというので行ってみた。

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立派な博物館でした。
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休みだったけどさ。

やはり昨今の新型肺炎の感染拡大を防ぐため、との理由でしばらくお休みだった。ナウマンゾウ、また落ち着いたら必ず見に来るからな。

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待ってるよ。
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戸隠地質化石博物館

仕方がないとはいえ化石好きとしては盛り上がった気分を押さえきれるわけもなく、代わりにというか県内にあるもう一つの施設、戸隠地質化石博物館へと向かった。この博物館は建物自体がちょっと変わっているらしいのだ。

どう変わっているかというと

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学校なのだ。
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戸隠地質化石博物館。

この博物館は廃校になった学校をまるごと改装して博物館として再利用している。

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入口で出迎えてくれる熊(のはく製)。

博物館は学校らしさをうまいこと残した状態で運営されている。

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たとえば表示板なんかは卒業生一同の制作物だったりするし
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途中に廃校前の小学校の歴史年表があったりもする。柵(しがらみ)って読むんだ。
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分校がなくなったりしていて知らない学校ながらきゅんとする。

さっき「学校らしさを残したまま」と書いたが、残したままというか、ほぼ学校そのままなのである。

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階段も掲示物もそのまんまなのだ。
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学校で使われていたであろう案内板がまとめて展示されている。いったい何の博物館だったかな、と思う。
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この部屋は廃校前の学校で使われていたものたちを集めた部屋。

かと思えばきれいにリノベされて博物館になっているゾーンも混在していてパラレルワールドに足を踏み入れてしまったような気持ちになる。

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学校の廊下と博物館とが混在するエリア。見ていて混乱する。
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博物館ゾーンにはナウマンゾウではないけれど、前に三重で見たミエゾウの化石があった。

学校ゾーンはあの頃の理科室に入りこんじゃった感じの懐かしい内容だったのだけれど、博物館ゾーンではしっかりとした化石標本や鉱物なんかが展示されていて化石好きにも大満足の内容だった。来てよかった。

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ずっと見ていられる。
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この辺りはかつて海だったのだ。フォッサマグナというのはそういうことだったのか、といまさら学びました。

中でも面白かったのがこの「ホネベヤ」と呼ばれる骨ばかりが展示されている部屋。いわく資料室をそのまま展示している珍しい部屋なのだとか。

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ホネベヤというだけあって
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骨だらけです。

博物館には展示された「フロントヤード」と資料を保存する「バックヤード」があるが、このホネベヤはその中間「ミドルヤード」という位置づけなのだとか。つまり保存室でもあり展示室でもあるのだ。

ここには触っていい骨もたくさんある。

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「持ち上げてみてね」と書かれていた骨があったので持ち上げると、腰をやるレベルで重かったりする。

戸隠地質化石博物館では管理している数人以外、お客さんには一人も会わなかった。確かにちょっと行きにくい山の中にあるのだけれど、こんなに面白い施設なのにもったいないなと思う。

 

次はいよいよ温泉に入るサルに会いに
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