ライター:松本圭司
第一回:「いもばん」の楽しさをもう一度
第二回:いもばんであのハンコが完成!
※小出し記事は書けたところから即、小出しに公開する連載企画です!
切れ端を焼いた
食べ物の無駄にうるさいご時世であり、僕自身食べ物を捨てるのは嫌いなたちなので芋ばんを作るにあたって出た端材をフライパンでこんがり焼きました。
少しのバターでこんがり焼き、塩を少々振りかけます。塩が甘みを引き立てる的なアレです。
オイシイ!
さすが鳴門金時サンという甘さ、パリッとした表面は香ばしく内側はホクホク感を残しております。
さて、捺印。
芋ばかり食べていてもハンコは押せない(なんだか格言っぽいぞ)。
押します。
青い食紅ってなんだ
ハンコとして使った上で捨てるのはしのびないので撮影後に食べたいと思い、インクは食紅を使うことにしました。
ちょっと皿に出して水で溶きます。
いざ、捺印
では、押印の儀に移ります。ハンコなんてのはなんぼ押したって楽しいものですからね。
むぎゅっとね。
押した。
もっと押したい。
ぺったんぺったん、ハンコぺったん。
印影が漢委奴国王っぽくありませんが、僕は漢委奴国王ではないので問題ありません。いいんですよ、雰囲気で。 ハンコをペタペタ押すのが気持ちいいんだから、これでいいのだ(最強のセリフ)。
複製は気持ちがいい
モノ作りをしていると思うんですが、同じものを大量に作るのってそれだけで気持ちよくないですか?プリンターで小冊子をたくさん作るのは気持ちいいし、コピー誌が積み上がるのも気持ちいいし、3Dプリンターで同じものをたくさん作ると達成感があります。
なにかを大量に複製するのは人間の脳に『快』をもたらしている感じがあります。かつて神は『産めよ増えよ地に満ちよ』とノアに言ったそうですが、人間には子供だけでなく自分たちの創作物も増やしたい欲求がありそうです。
ハンコは、それをインスタントに叶えてくれる道具です。だから人はスタンプラリーなんて不毛な遊びをやってしまうのです(言い方)。
ハンコを食べる
ハンコと言ってもしょせんは芋。何度も押していると印影が変わるしナマモノだから傷むし、長期間は使えません。ひとしきり楽しんで押印して撮影したあとは焼いて食べました。
焼いたらカリカリに固くなって縮んでしまいました。芋ばんを食べるなら焼くのではなく蒸したほうが良さそうです(需要が少ない情報)。
ハイテクで恒久的なハンコを作りたい
芋ばんを削るのも楽しいけど、家には3Dプリンターという、ハンコを作るのも最適な機械があります(2台)。
また漢委奴国王印を作ってもいいんですが、僕は王じゃないし自分と無関係のハンコばかり作ってもしゃーないなと思い、猫のじゃんけん氏に協力を仰ぐことにしました。
次回に続くのじゃ。
ライター:松本圭司
第一回:「いもばん」の楽しさをもう一度
第二回:いもばんであのハンコが完成!
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