AIは背景をぼかす
Facebookで知人があげている写真がすごくAIっぽかった。
とてもうらやましい。なぜそう思うのだろう?背景のボケかたや光の当たりかたに原因があるのかもしれない。そう思ってネットでAI生成画像をじっくり見てみた。
分かった特徴はこうだ
・背景ぼかしすぎ
・道など奥行きのある背景
・後ろから光があたって輪郭が輝いている
・なのに顔が暗くなってない
・男性は頬骨が光る、女性はマットな肌
・男女ともに毛量が多い
ネットには冒頭の写真のようないい写真が載るので、それをAIが学習してしまったのだろう。
そしておじさんのAI画像はシワはあるもののシワとシワのあいだの肌がプリッとしている。男性用スキンケア商品のモデルっぽい。
そしてAIが描く男女ともに髪が多い。
「昨日風呂に入らなかったから髪がペタペタして頭皮がうっすら見える」
みたいなAIはいない。
AIはこれまでネットにあがっていた膨大な写真から学習しているので、逆に言えば我々は写真を撮られる前日に風呂に入っていたということでもある。よくやった、人類。
AIになれるかも
4月、光を林にする写真を撮ったあと、ボケるレンズを使ってAI風に撮ってみた。遠近感を感じる背景で、過剰なぼかしにすればAIになるのだろうか。
頬にかかっているのは電線の影だ。影が入らない道路の真ん中で撮ってみよう。
AIだ。遠近感と真正面顔、後ろからの光。「AIだ!AIできた」とべつやくさんと喜んで家に戻った。AIを勘違いしている人である。
よく見るとスレイヤー(メタルバンド)のTシャツを着ているが、きっとプロンプトでそういう指示をしたのだろう。
翌日、新宿で会食があった。帰りの地下通路の遠近感がAI写真にうってつけだったのでいっしょにいたアーティストの滝戸ドリタさんを撮らせてもらった。
きっとプロンプトはこうだ。
ボケているけど上の案内板には間違った漢字が書いてあるに違いない。
もっとAIになりたい。私がなりたい。「え、これAIじゃないんですか?」と言われたい。
もっとAIに近づくために小道具を用意した。
AIになるためにその1・そんなのない漢字Tシャツ
AIと言えば間違った漢字である。あの漢字が好きすぎて書道をしたほどだ。(AIが書いた漢字を書道する)
間違った漢字のTシャツを着ていたら一層AIらしく見えるはずだ。GoogleのGeminiに日本語Tシャツを生成させた。
![]()
残念、もう間違った漢字は出さなくなっていた。間違うように指示をしてみる。
![]()
きれいに無視した(色の指示も)。
「どうせおまえは間違った漢字を生成して笑いものにしようとしてるんだろ」と私の意図を見抜いているようだ。
GeminiはだめでもAdobeのFireflyという画像生成サービスはいまでもいい漢字を生成してくれる。
後ろの自動販売機とゴミ箱と両替機が合体したようなものもAIらしくて好きだ。
漢字にしてもメカにしても、上っ面をそれっぽくすることだけが上手い。私と同じである。
AIが生成したTシャツ画像から文字をトレースして、アイロンプリントした。途中、アイロンを適当なところに置いたらUSBケーブルを溶かしそうになった。AIよ、こっちの(物理の)世界はたいへんなんだぞ。
だがこれで一層AIに近づいた。


