ネタを仕入れる
美味い寿司を食べるための二大条件、それは「新鮮なネタ」と「職人」だろう。今回はこれに三つ目の条件として「いい景色」を加えたいと思う。我ながらほれぼれする計画である。
まずは新鮮なネタを仕入れに行こうじゃないか。
ネタの仕入れはここ、鮮魚一筋35年の魚屋「魚卓」さんである。これまでもいろいろな無理難題をお願いしてきたので、キャンプで寿司を握るからネタを選んでください、なんてのは朝飯前だろう。
魚卓社長:寿司握るの?キャンプで?誰が?
安藤:そこは職人に任せようと思っています。
魚卓社長:あー、ならこのへん持って行ってもらえば間違いないかなー。
最初は釣った魚で寿司を!と一瞬考えたのだけれど、そうなると釣りのプロを呼んでくる必要がある。船も要るし、ウニとか勝手に捕ったら法に触れる。ネタの調達はプロに任せるに限るのだ。これぞ大人のキャンプである。
職人を連れてくる
新鮮なネタは用意できた。次は寿司職人である。もちろん自分では握ることができないので、この企画のために本物を呼んできた。
いまいきなり場面が寿司屋に移動していて焦ったことだろう。でもちょっと引きのアングルで見てもらうと寿司屋ではないことがわかる。
なんとN-VANの車内である。
寿司職人の金丸さんに入ってもらうため、車内を寿司屋仕様にしたのだ。
それにしてもこれ、今回のために特別に発注したものでもなんでもない。N-VANの純正アクセサリーに寿司職人の私物を合わせただけである。
いつもはもっと広い場所で握っているであろう金丸さんに、さすがに手狭ではないかと恐縮しながらも聞いてみたところ、そんなこともないとのことだった。
まじか。HondaはいますぐN-VANの寿司屋仕様車を販売するべきだ。これ、キャンプでやったらヒーローになること間違いなしだろう。
興奮する現場(僕)をよそに、寿司職人が仕込みを始める。
職人による仕込みがだいたい終わったようなので、いよいよ握っていってもらいたいと思う。いざ、キャンプ寿司のはじまりです!