まねはしないでください
やってみたコツとしては
・やわらかい場所でやること
・しっかりストレッチをすること
・背筋は伸ばした方がきれい
・恐怖心は捨てる である。
ただ、自己流ではあるのでまねしないでほしい。プロレス道場とか行って習った方がいい。
また、きれいなジャーマンスープレックスを決めるには、背筋を伸ばした状態で倒れないといけない。ブリッジの体勢である。
これ、毎日やっていたらやせるだろう。それぐらいきつい。調べたら「まずはきれいにブリッジができるようにするのがジャーマンスープレックスの第一歩」らしい。
第一歩がかなりきついです。
昔は普通にできたのにな。これ、自分の問題か? そう思ってカメラマンをお願いした友人の能登さんにやってもらった。
してもらって普通にできているなーと思いながら「こんだけきれいにできるなら、自分がやったあとにジャーマンスープレックスをやってもらおう」と考えていた。
そのときだった。「うわっ!」と声が聞こえた。この声はなにか起こったときに出す声だ。
その一言で緊迫する現場。空気が止まった気がした。自分で言うのもよくないかもしれないけど、こんな記事でケガをしてしまったら、申し訳なさすぎる。
これ、このまま終わって能登さんの自宅までおんぶして帰る記事になるかもしれない。
「人を背負って三千里」というタイトルになりそうです。
(しばらくしたら回復したのでよかった)
イメージもしたし、誰もケガしてないしでようやくジャーマンスープレックスができる。最初から人に技をかけるなんてそんな危険なことはできないので、家からマネキンを持ってきた。
ようやくはじめてのジャーマンスープレックスである。果たしてイメージした通りにできるのか。
背筋を使って背中を伸ばしながら後ろに倒れることができず、一度尻もちをついてから相手をたたきつけている。
やりたいのはこれじゃない。初見じゃ難しいんだな。
これで終わるのはあまりにもお粗末すぎるので、何度も練習をした。川辺にはカップルが団らんをして、親子が走り回り、野球少年たちが試合をしている。
そんな彼らに共通しているのは、こちらをチラチラと見てくることだ。そうか、プロレスラーの練習だと思っているのか。
将来、君たちのヒーローになるため、おれ練習するよ。
練習中「やっぱり服を着させた方が人っぽくていいですよ」という助言があり、自分が着てきた服を着させた。確かにより人に近づいた。ただ心のどこかで(昨日、ユニクロで買ったばかりなのに汚れたら嫌だな)と思った。記事を書くとは、服が汚れるのも辞さないことだ。違う。
きれいに決まった。背筋も伸びており、きれいなブリッジができている。はじめてのジャーマンスープレックス、完全に決まった。
決まると気持ちがいい。嫌な相手には明日から使っていこうと思う。
やってみたコツとしては
・やわらかい場所でやること
・しっかりストレッチをすること
・背筋は伸ばした方がきれい
・恐怖心は捨てる である。
ただ、自己流ではあるのでまねしないでほしい。プロレス道場とか行って習った方がいい。
ここから
会員特典コンテンツです
この先は「デイリーポータルZをはげます会」会員向けの有料コンテンツです。会員になるとごらんいただけます。
| <もどる | ▽デイリーポータルZトップへ | |
| ▲デイリーポータルZトップへ |