カモの正面がやばい件
水の上でぷかぷか浮いているカモはかわいい。
木々を俊敏に飛び回る鳥のようにシュッとした感じでなくずんぐりとしていて、飛び方もなんだか重そうだけれど、水面に着陸する時には「着いたー!」と「さよなら人類(たまの名曲)」の歓声のように喜々としてしゅばばーっと飛沫を飛ばしながらランディングするのもいとおかし。
ある日、公園の池の杭の上にたたずむカルガモを見て、かわいいもので満ち溢れているこの世界の中で、こんなにも際立ってかわいい状態が存在するのかと神々しささえ感じた。正面の姿がやばいぐらいかわいかったのである。
ずんぐりとして肉感たっぷりだがだらしなさはなく、均整が取れてまるっとした体。その中心に乗っかっている、これまたもっちりした顔の、一句詠もうかと思って考え始めたけどやめたみたいな表情がたまらない。
いろんなカモの正面を見たい、見よう。
マガモを正面から見たい
カモといえばこのマガモをまず思い浮かべる人も多いのではないか。
冒頭でカモのことを「アヒル口」と混乱を招く表現をしたが、アヒルはこのマガモが家畜化されたものなのでさらに混沌としてしまう。大変好ましくない表現である(なら直せ)
ちなみにアヒルといえば白だが、なんせマガモなのでマガモのような色合いをしたものもいる。見分け方は大きさとからしいが正直色を合わせられたら私にはよくわからない。
キンクロハジロも正面から見たい
冬から春にかけて公園の池では小型で目つきのやばいカモ、キンクロハジロの集団をよく見かける。
瞳孔がパキッとした目が生み出す表情は多彩でコミカル。見ていて飽きない。
スズガモを正面から見たい
キンクロハジロによく似たスズガモというカモがいる。河口や港など海の近くにいることが多く、キンクロほど近所で見かけないのでそんなに知られていないがファニーさは勝るとも劣らない。