大量のチラシゲット
映画のチラシをコレクションしている友人が、断捨離すると言い始めたので譲り受けることにした。
特に映画好きと言うわけでもないのだが、捨て犬を拾う気持ちで、チラシを保護することに。
90年代から集め始めたらしい。ほぼ観たことない映画ばかりだったが、パラパラめくると、予告だけ見たことある……!みたいな懐かしい映画もちらほら発見。同年代の他校の卒アルを見るような、関係ないけど、知っている空気感。絶妙な懐かしさがあった。
チラシの半分ぐらいは、タイトルを50音順にファイリングされている。
五十音揃ってるなら、カルタが作れるんじゃないか。
映画チラシカルタ。読み札はあらすじにすれば良い。
このまま本棚にしまっておくのももったいないので、カルタにして遊ぶことにした。
カルタ作り
私の独断で、ファイルからチラシを選んでみた。五十音揃えられると思ったのだが、「ぬ」「を」「ん」から始まるタイトルの映画だけなかったので、全部で47枚セットである。惜しい……!!
私がチラシを新たに集めるつもりはなかったが、五十音コンプリートしたいので、「ぬ」「を」「ん」だけはコレクターになろうと決めた。でも、「ん」って存在するのか……?なかったら、映画を作るしかない。
読み札は、裏側をそのまま読めばいいか。
あらすじだけでなく、「あのロングべストセラーを映画化!」とか、「トイストーリー2を抑え、全米No.1」など、細かい情報から映画を推測できるかもしれない。
よし!裏側を読み札にしよう!!
全てのチラシを裏側だけコピーすることにした。
無心でコピーしてたら、途中でわからなくなって気づけば表紙側を印刷していて、何回かやり直した。集中力が必要な作業である。
あとは人を呼べばすぐ遊べる!!と思ったのだが、裏側だけ見てもなんの映画か分からないということが判明。
裏側にタイトルが書いてあるチラシもあるが、割合的に半分ぐらいである。遊ぶ前に気づいてよかった。
読み手が答えを知らないという、複雑なゲームになるところだった。
……でもこれ、冷静に考えて、その映画を見たことがない人は、裏側の情報だけでチラシがわかるだろうか。「全米が熱狂!」「カンヌ国際映画祭で受賞」とか言われても、映画通じゃないと分からないよな。
チラシの文章の中から絶妙な一文を選んで読まなくてはいけない。どこを読むか、読み手のセンスも問われるのだ。
もしかして、このゲームものすごく難しいのか……?

