背景:地球を使って遊びたい
2024年の2月に、初めてブラジルに行くことになった。いつも遊んでくれる友人カナイガさんにそれを伝えたところ、せっかくブラジルに行くなら何か企画したいねという話になった。位置・季節・時間が全部逆なのを活かし、地球を使って遊ぶのだ。
カナイガ
食べ物をモチーフとした作品をたくさん生み出しているアーティスト。同い年で誕生日も一日違い。私のことを「たぐいさん」と呼ぶ。お土産のセンスが良い。今までもらったお土産で印象に残っているのは「吉幾三ドロップス(りんご味)」。
カナイガさんとは面白いものを見つけては互いに共有し合っており、「地面にある犬みたいな模様」「ラーメン屋に書かれてるポエム」など、テーマごとに分けたLINEのアルバムに写真を入れて集めている。いま数えたら、集めているテーマは45種類あった。多い!!
そんなカナイガさんと始めた地球遊び、最初は地球サンドイッチだった。
なお、食べ物を扱う企画はビニールとかで保護して置いてます。そして食べてます。持ち運び時間長いけどお腹も無事です。よかった。
遊び①地球サンドイッチ(2024)

渡伯が決まってからも地球遊びの具体的なアイデアがなかなか出ずにいたが、出発日の数日前になってカナイガさんからメッセージが来た。
それならパンさえあればすぐできる!電話で時間を合わせて同時に地面に置けばいいのだ。そうしよう。
サンドイッチはたいてい上下で同じ種類のパンなので、ブラジルでは買わず日本で買ったパンを持っていくことにした。
そして約25時間のフライトを経て、超熟(四角の方)とともに入国した。
空港で写真を撮りたかったので手荷物として持ち込んだが、予備として預け荷物の方にも1枚入れていた。角度とかによっては、フライト中この2枚で何らかのサンドイッチができていた瞬間があったかもしれない。
サンドイッチを作る瞬間は、「電話する→切った直後から1分間地面に置く」というようにタイミングを合わせた(電話しながら動画が撮れないので)。
サンドイッチ完成の瞬間がこちら!
こうして2024年2月10日午前9時(日本時間)からの1分間、地球のすべてがパンに挟まれた状態になった。このとき何してましたか?あなたのことも挟みましたよ!
②地球団子(2025)
こちらの詳細はすでに記事にしているので、サラリとご紹介します。
こちらも出発の割と直前に決まった企画。カナイガさんと牡蠣の釜飯を食べに行ったとき、会話の中で思いついたのだ。
これもサンドイッチと同じ要領で、電話を切った瞬間から1分間地面に刺す。地球が三色団子の一部になったのは、2025年2月25日の17時35分(日本時間)でした。
③アースもなか(2026)

地球で遊ぶコツを掴んだ私たちは、2026年にはもう勢い余って一気に3種類実行した。誰もおれたちを止められないぜ!そのうちのひとつめがこちらの「地球(アース)もなか」。
そう、アイスもなかの地球バージョンです。

これは例によってカナイガさんとご飯に行ったとき、夜道でアイスもなかの看板を見つけて思いついた。カナイガさんはその看板を見るなり「アースもなかだ!」と言っていて、こやつ、天才じゃん………と思った。
企画を決めた数日後、ひとりで巣鴨にもなかの皮を買いに行った。同じモナカを使うというこだわりのもと、私が何枚か買って2人で分けることにしたのだ。なんせモナカは薄いので、割れるリスクがある(特に私の方に)。弁当の容器に厳重に入れて、薄いビニールとか詰めて割れないように工夫した。
お菓子屋の店員さんには「あんことかいろんなもの挟んでみてくださいね!」と言われたが、まさか挟むのが地球だとは思っていなかっただろう。
ちなみに買ったもなかの皮を引き渡すタイミングがなかなかなく、平日にわざわざカナイガさんが私の勤め先まで来てくれた。厳重に包まれたもなかの皮だけを小脇にビルを降りているとき、重大な任務を背負っている気分になった。

厳重な包装のおかげで移動中の揺れにも耐え、なんとか割らずにリオまで持っていった。地球がアースもなかになったのは、日本時間で2026年2月13日の9時でした。
この日、もなかを持ったまま出かけたら偶然もなかそっくりの門扉に出会った。すごい!この装飾に気づけたのも奇跡だし、偶然もなかの皮だけを持っていたという状況もレアだ。
そしてその場で食べた。兄弟の前で食べてごめん。


