工事中のようすは好きだが、何なのかは分からない
ふと見かけた道路工事の写真を撮りためている。ふだんは見えない舗装の断面を、工事中だけは見ることができるからだ。
しかし工事そのものには別に詳しいわけではないので、撮った写真を見返しても、それぞれの部分の意味や、最終的にどうなるかはよく分からなかったりする。
そこで、完成後にもう一度行けば答え合わせになるのではないかと思った。
ブロックをなぜ積み上げているのか
例えばこの写真。駅前の舗装の工事中だ。

よく見ると赤い矢印のところにブロックが2段分積んである。インターロッキングブロックというやつだ。

おそらく、このままだと青い矢印のコンクリートブロックとぶつかってしまうため、緑の部分に敷くことができず、いったん縦に積んであるのだろう。
そしておそらく、この中途半端な長さにちょうど合うようにブロックを切って、パズルのピースのようにはめるのだろう。
というわけで完成後の同じ場所に行き、答え合わせをしてみる。
想像のとおりだった。それぞれのブロックはみごとに律儀に中途半端な長さに切られ、敷きつめられている。
問題の場所はこんなふう。ガタガタしている。それぞれの舗装の面の境界ではこういうややこしいことが起きるというのは想像できていたが、実際に途中の工程をみると手間が改めて思いやられる。
歩道を広げている?
続いてはこれ。

これはたぶん、いま砂地になっている赤い矢印のところがもともとは車道で、その分を歩道に割り当てて歩道を広げる工事なのだろう。
そう思う理由は、緑の矢印で書いた標識の柱がある位置だ。肝心の先っぽが映ってないので分かりづらいが、これは車に向けた道路標識で、ということはもともとここが車道のはじっこだったということになるはずなのだ。
では完成後の道路を見てみる。
予想どおり、歩道が広くなっている。舗装も明るい色のブロックに置き換わった。
一つ気がつくのは、標識も車道側に移ったということだ(赤い矢印)。歩道が広くなったのに標識だけそのままだと、歩道の真ん中に標識が立つことになるし、車から見づらい。だから移す。
歩道が拡張した場合、標識ならこうやって気軽に移動できるが、動かすのがなかなか難しい設備もある。
これは、電柱をなくして電線を地下に埋めた区間の地上機器というやつだ。変圧器などが入っている。つまりこの地下には電線が埋まっているので、歩道が広がったからといって地上機器だけを歩道の端っこに動かすわけにはいかないのだ。
だからこういうふうに邪魔な四角いやつが居座り続けたりする。
地面に埋まっているかっこいいのは何か
続いてはこれ。

この現場で注目したいのはなんといってもこいつだ。

かっこいい。地面の側溝の下にはこんなふうにコンクリートの構造物が埋まっているというのはなんとなく知っていたが、見るのは初めてだ。結構でかい。
舗装ができた後、こいつはどんなふうになるのだろうか。
では、完成後の姿を見てみる。

ちょっと分かりづらいが、白いコンクリートの塊は完全に埋まって見えなくなった。そのかわり、金属製の蓋(赤い矢印)だけが呼吸するように表面に見えている。これはたぶん、道路に降った雨を雨水管に流すための枡の一種なのだろう。
工事中の写真の側面をよく見ると、コンクリートに「キタムラCK」と書かれていた。検索してみると、おそらく北村コンクリート工業のことと思われる。
というわけで北村のカタログを当たってみたのだが、どうもこれと同じ形のやつが見当たらないのだ。くやしいがいったん謎ということにする。


