特集 2023年3月6日

銚子名物「伊達巻鮨」はほぼプリンだった

銚子で出会った名物料理「伊達巻鮨」。

今までに食べたどの伊達巻ともまったく別ものでした。

1978年東京生まれ。酒場ライター。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』など。ライター・スズキナオとのユニット「酒の穴」としても活動中。

前の記事:親鳥も磯焼けのウニも野菜も全救出! もったいないからはじまるカレーイベントの全貌


千葉県銚子市をふらり散策

先日、仕事で千葉県の銚子市へ行ってきました。

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JR銚子駅

仕事が無事に終わり、帰りの東京行き高速バスが出るまでの数時間、せっかくめったに来ない街にやって来たので、周囲を散策してみることにしました。当然、なにかこの街っぽいごはんが食べられる店はないかな〜? なんて考えつつ。

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「利根川」

銚子といえば千葉県、さらには関東地方のなかでも東のはし。駅から10分も歩けば、もうほんの少しで太平洋へと流れ込む「利根川」へと突き当たります。その風景は、もはや漁港。

実際、ここから川沿いにしばらく下って海へと出た場所には「銚子漁港」があり、その水揚げ量は全国1位。つまり銚子の名物といえば、まずは豊富な水産物ということになります。

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駅前のおみやげ屋さんもこんな感じ
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酒のつまみに良さそうないくつかを購入

また銚子は、江戸時代から続く醤油の銘醸地でもあります。

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駅前のベンチもこのとおり
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「ぬれ煎餅」も名物ですね

僕、大好きなんですよ、ぬれ煎餅。そもそも「しけった菓子」好きなもので、その究極ですよね。もちろん購入。

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「まずい棒」

これは知らなかったな……。調べてみると、「経営状態がまずい」という自虐ネタをこめた、銚子電鉄プロデュースのお菓子だそう。公式サイトを見ると、漫画家の日野日出志先生がキャラクターを描く、なかなかに攻めた商品ラインナップ。

知らなかったといえば、これも。

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「日本初の修学旅行到達の地」
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めちゃくちゃ歩いてるな……

なんにでも、日本初ってあるもんですね。

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初めて出会った銚子名物

な〜んて街を徘徊していると、1軒の気になるお店を発見。

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「大久保」というお寿司屋さん

いや、海の近くの街に来たって、めったにお寿司屋さんになんて入れない僕ですが、目に止まったのがこののぼり。

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「銚子名物 寿司屋の伊達巻」

さらに看板。

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「元祖 大久保の伊達巻鮨」

またまた知らない銚子名物だ! しかしこんな立派なお寿司屋さんが、「銚子の魚握ります!」とかではなく、店頭でここまで「伊達巻鮨」を推してるの、どうしたって気になりません?

しかも、

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え? これ、どうなってんの!?

店頭のメニューを見るとかなりリーズナブルなメニューもあるようなので、入ってみることにしましょう!

と、席に着き、まずは瓶ビールをいただきつつ周囲を見回してみると、これまたとにかく伊達巻鮨推しがすごい。

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考えたのは6代前の大久保文蔵さんで、明治初期のこと
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とにかく
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歴史の古い店
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わらべ唄にまでなってる!

ではでは、その伊達巻鮨入りの「上」寿司をお願いします。

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豊富なメニュー

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