駅から直結する出口がある
海芝浦という駅があって、そこは特定の会社の人しか駅から出られない。駅が会社の敷地なので。
一方で、地下鉄の駅に建物が直結していて、その建物の関係者しか出られない出口というものがたまにある。いくつか見かけて、あるな、と思っていた。
早稲田大学への専用出入口がある駅
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それを最初に思ったのが、この東京メトロ副都心線の西早稲田駅だ。この駅には早稲田大学の関係者専用の出入口がある。
というか、左右に見えるのは早稲田大学理工学部の建物そのものだ。
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駅から出口に向かうと、改札の一つは「早大理工方面」となっている。若い人が続々とやってくる。夕方だったので、たぶん授業が終わった学生たちなのだろう。
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改札を出るとその先に分かれ道がある。赤い矢印が大学へ向かう出口だ。青い矢印は外へ出る出口で、一般の人はそちらから地上へ出ることになる。
一般の人ではあるが、駅構内を進むこと自体はできるだろうと思って「早大理工」方面へ上ってみた。
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上った先はこうなっていた。
地面のようすを見ると、赤く描いた線までが駅の構内で、その奥が大学の敷地のように見える。でも右の壁には大学の写真が貼ってあるから、そうすると広告費を東京メトロに払ってここに広告を出していることになる。その奥には大学の案内図もあるし、ここもすでに大学の敷地なのかもしれない。だとしたらすみません。
霞ヶ関駅
つぎに「あるな」と思ったのは霞ヶ関駅だ。仕事で省庁を訪れる機会があり、駅の省庁直結の出口にものものしいゲートがあるなと思っていた。
霞ヶ関駅には省庁直結の入口がいくつかある。そのうちの一つは経済産業省だ。
このご時世で、経産省のみなさんはちゃんと寝れているんだろうかと思う。大変さを想像するしかない。
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霞ヶ関駅のA11出口には「経済産業省」と書かれている。
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上ると、奥が経産省へ直結する階段になっている。左へ曲がると地上に出る出口だ。
奥の階段からはひっきりなしに人が降りてくる。若い職員が白いワイシャツに入館証を下げて歩いてくる。いまの状況でどの省庁も大変に違いない。
霞ヶ関へにはここだけでなく、省庁直結の出口がほかに数箇所ある。どこも警備の人がまっすぐこちらを向いて立っていて、とても写真を撮るような感じではなかった。
ここまで大学と省庁の専用出入口を見たが、きっと他にもあるだろうと思ったので、探して巡ってみた。しかし公式な情報としてはなかなか載っていなくて、現地にいかないと分からないことも多かった。
護国寺駅には講談社専用の入口がある
たとえば東京メトロ有楽町線の護国寺駅だ。
講談社の公式ウェブサイトの「アクセス」の欄には、護国寺駅から「徒歩1分」と書かれている。これはふつうに地上出口から会社に入った場合の時間だが、実際には関係者専用の出入口がある。
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護国寺駅を降りたら、「講談社」と書かれた6番出口(右奥)へ進む。
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地上出口に通じる階段があるのだが、登ったところにビルの入口らしきものがあるのが見える。
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ここがそうだ。講談社専用入口と書いてある。関係者はここから入れば徒歩0分というわけだ。
この入口は編集の石川さんに教えてもらったのだが、後で調べたら当サイトの林さんも知っていたようだった。
「講談社現代新書の装丁に似てた」というのはこれのことだろう。
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確かによく似てる。ぼくは現地ではぜんぜん分からなかった。こういうの気づくのすごいし教養だなと思う。
いずれにせよ、実は関係者専用の直結出口がある、というような情報は公式には書かれていなかったりする。なので足で探すしかない。
たとえば都営三田線の神保町駅にも「小学館」と書かれた出口があったなと思って行ってみた。
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小学館と書かれている。だから小学館専用なのかなと思ってここから出たことはなかった。
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しかし実際に先に進むと、小学館の入口付近の地上にふつうに出るだけだった。だから専用通路というわけではなかった。だまされた。

