まとめ
霞ヶ関と国会議事堂で「あるな」と思っていたので他にもありそうとは思ったのだが、意外となかった。
心の動きとしては、ちょっとだけ疎外感を感じるのが面白いなと思う。大学専用の出口は、大学関係者でないと出られない。他の出口は自由に出られるのに、そこの出口だけは出られないというところに、関係者でない自分を感じる。
それって地上の入口では感じないことだ。大学の入口には門があって、大学関係者しか入れないのは当然だ。それと同じ構造なのに、地下鉄からつながってる出口の一つだとちょっと心の動きがある。
国会議事堂前駅には衆議院議員会館への専用通路がある。以前ぐうぜん見かけて驚いた。まっすぐ遠くへ伸びていて、しかし途中にゲートがあって一般人は進むことができない。
今回そこに行ってみたのだが、警官がまっすぐこちらを向いてすごい顔で見てくる状況でとても写真を撮ることはできなかった。
そこで隣の永田町駅へ行ってみた。こちらには参議院議員会館への通路があるらしいのだ。
議員会館には各議員が仕事をする事務所が入っている。余談だが学生時代そこの宿直のアルバイトをしたことがあり、独特な雰囲気で面白かった。いまもあるのだろうか。
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永田町駅の構内に降りると、奥の方にあるのが直結の通路だ。
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「参議院議員会館」と書かれている。こんなふうになっているのか。こっちには警官は立っていなかったが、奥に行くのは当然やめておく。
関係者以外通れないわけではないのだが、建物への専用通路という意味では印象に残っているところがある。
銀座駅の地下には GINZA SIX というデパートへ通じる専用の地下通路があるのだが、それがすごく長いのだ。
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正面に伸びる道が地下鉄の構内で、矢印の方向がデパートだ。
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見るとこう。むちゃくちゃ長い。
地下鉄の駅にデパートが直結していることはよくあって、「お入口」とか書かれている。しかしこんな通路の奥にデパートが直結しているとはあまり思わない。
おそらく壁が黒くなっているところからがデパートへの地下通路で、手前が地下鉄が管理する構内なのだろう。
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床の色が変わるところで下を見てみると、点字ブロックの種類も変わっている。この銀色のやつは民間の敷地でよくみるタイプだ。
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奥はこんな感じで長い長い通路が作られていて、
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突き当たりはこう。右側がデパートの入口だ。
駅に戻って改めて地上のようすを見てみると、地下通路は「あづま通り」という通りの下にあることがわかる。
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地上にふつうに通りがあるのに、地下にも駅直結の通路を作ろうという発想がすごい。森ビルの資料によると、より広域な通路整備の一環なのだそうだ。
地下鉄の駅のそばにマンションを建てた場合に、駅から直結の通路を作ることがある。雨に濡れずに家に帰れるから便利なのだろう。広告に「駅直結」とよく書かれている。
東京メトロ有楽町線の東池袋駅そばに新しくできたマンションもそうなっている。ただし公共施設と一体の開発(ミラゾ池袋)なので、マンション専用の通路というわけではない。
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まずは東池袋の改札を出て物件のほうへ向かう。ここまではふつうの駅構内の景色。
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しかし通路が物件のほうへ折れるところで急にラグジュアリーになる。具体的には壁が黒っぽくなり、点字ブロックが銀色になっている。銀座で見たパターンと同じだ。このラグラグ空間の手前までが駅構内なのだろう。
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黒っぽい通路を抜けると、
途中で大空間を通る。上は保健所だ。左奥がマンションの入口。
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入口がピカピカしている。
地上だと、マンション敷地内だけが急にラグラグしかったりするが、地下だと手前の通路からその予感がするのが面白い。
霞ヶ関と国会議事堂で「あるな」と思っていたので他にもありそうとは思ったのだが、意外となかった。
心の動きとしては、ちょっとだけ疎外感を感じるのが面白いなと思う。大学専用の出口は、大学関係者でないと出られない。他の出口は自由に出られるのに、そこの出口だけは出られないというところに、関係者でない自分を感じる。
それって地上の入口では感じないことだ。大学の入口には門があって、大学関係者しか入れないのは当然だ。それと同じ構造なのに、地下鉄からつながってる出口の一つだとちょっと心の動きがある。
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