デジタルリマスター 2023年9月16日

出雲大社のでかい旗を見に(デジタルリマスター)

「サンライズ出雲」に乗って以来、寝台列車に恋をしてしまった。以前は乗れなかったから、今度は終点、出雲市まで行きたい。

そしてどうせ行くならあの出雲大社だ、ということで「寝台列車ありき」の出雲参拝となったわけですが、そこには何やらでかいものがあるというのです。でかいことはいいことだ。でかいもの、見たい。参拝よりもそっちに気をとられて一人旅してきました。

2009年5月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。

1970年群馬県生まれ。工作をしがちなため、各種素材や工具や作品で家が手狭になってきた。一生手狭なんだろう。出したものを片付けないからでもある。性格も雑だ。もう一生こうなんだろう。(動画インタビュー)

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どうしてもサンライズ出雲のことから話を始めることになる

GW中のチケットである、とれないと大変なので発売開始とともにみどりの窓口へ走ったが、乗ってみたら意外とすいてた、サンライズ出雲。でも乗るまでの1ヶ月間、財布の中にチケットを確認しては ほっこりいい気分になっていた。

よってぜひまた列車のことから書かせてほしい。“でかいもの”は必ず最終ページで触れますから!

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トップに発車時の正面顔を載せたいのに、またも到着後のを。発車ギリギリまで飲食物を買いに走っているためだ。
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前回と同じく2階のシングル。これから12時間、誰にも邪魔されず好きにくつろいで出雲に行けてしまうのだ。
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途中通過の駅では、通勤客に申し訳ないので窓下にひそんでいる、の図。
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飲んで寝て起きたら視界はこうなってた。朝・・・

座したまま寝台列車に運ばれ、車窓を眺め、飲み、いい気分で横になり、気づけば外はもう明るい。しまった、夜明けの駅の風情を味わえなかった!しかも明るくなってもまだ起きず、結局到着時刻(10時)の1時間前までだらだら寝てしまった。もったいねー。何のために終点まで行こうと決めたんだ。

それでも、もさもさ頭のままショボショボ目で起き上がって、明らかに“旅”な風景が流れていくのを見ていた。

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ゲゲゲの鬼太郎電車だ!なんだかものすごいことになっている。
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かと思えばあの宍道湖。
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かっこいい略称

やがて列車は終点、出雲市駅へ静かに到着した。寝台列車の終着駅ってこんな静かでいいのか、というくらい静か。そして冒頭の写真を撮り、すぐに一畑電鉄の出雲市駅へ向かう。ここから2~30分ほどで出雲大社駅に着けるはずだ。

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そうか、バタデン、だよな。声に出して言ってみよう、「バタデン」ほらまた言いたくなるだろう。
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地方の私鉄は、わくわくします。ちなみに地方のJRにもわくわくします。路面電車にも地下鉄にもわくわく。
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キップにハサミを入れられるのはひさしぶりだ。

立ち上る温気の中、ときどき派手にゆられつつ、終点の出雲大社前駅へ向かう車窓から外を眺める。

と、出雲大社の方角に、こいのぼりではないな、何だあのヒラヒラしてるの。近くにあるのかと思えばそうでもなさそう、な遠近感。

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画面中央に目を凝らしてみますと…
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なんか、あの旗、でかくないか?

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