すでに定評のある朝一ミスド
先日、開店と同時にケンタッキーへ行くという記事を書いた。開店時間に行って食べるケンタッキーの美味しさを伝える内容だ。
すると、読者の方から寄せられたコメントの中に、ミスドも朝がおいしい、という情報が散見された。
ケンタッキーもミスドも揚げ物だ。まずおいしくないわけがない。
SNSですぐに同行人を募ると、みるみるうちに5人がついてきてくれることになった。朝からドーナツはケンタッキーよりもハードルが低いらしい。
ミスドというものはどうやら朝型人間向きらしく、近所の店舗は軒並み7時開店のところが多い。
筆者はケンタッキーの時に寝坊をした前科があるので、経堂の商業施設内にある10時開店の店舗へ訪れた。9時半に集合して開店を待つ。
10時、開店の時間になったが、ドアが開かない。
正面入口を優先して開けていたようで、1分遅れ位で警備員の方がきた。気持ちが急いてちいさく足踏みをして待つ。
開店直後のミスドは完璧な並び
ずらっとドーナツが並んでいる。オープン直後はほとんどすべてのメニューが揃っているのだ。それだけでも最高の空間だ。すでに元が取れた気がした。
興奮して店内を眺めていると、正面入口から入ったと思われるお客さんが1名先に並んだ。負けられない、と思った。できたてのドーナツは俺がもらう。
レジは2つある。好きなドーナツを選び、早々に会計を済ませた。
ミスドといったらやっぱりポンデリングだ。できたてはよりもちもちしているのだろうか。
いつも通りの、普通においしいポンデリングである。そこに出来立てならではのあたたかさとか、生地の軽さみたいなものは存在しない。
かといって普通のポンデリングはそもそもめちゃくちゃおいしいのでイマイチという顔ができない。これは困ったぞ。
アツアツのドーナツは存在しないのか
ちょっと不安になってくる。一呼吸おいて、白いポンデを食べる。新作のやつだ。ずっと食べたかったがこの日のために我慢していた。
繰り返しになるがいつも通りのミスドで十分おいしいのである。期待を込めすぎている筆者が悪いといってもいい。それでもできたてといわれるとどうしてもほかほかの状態を想像してしまう。
それにしても、ここまで普通のミスドとなると、早起きしてくれた5人に申し訳ない。朝から糖質の塊を大量摂取させている。
それでもみんな「ドーナツは普通においしいから」とか「久々に休日に早起きして”人間”をしている気分になれてうれしい」とか、独特の表現で励ましてくれる。いい人たちだ。わたしだったら早起きさせやがってと暴れているところかもしれないのに。
友人の一人が「糖衣のあるドーナツはおそらくある程度冷まさないといけないから出来たて感が薄れちゃうのかもしれない」と言った。