デジタルリマスター 2023年8月11日

頭のうえの天使と悪魔(デジタルリマスター)

古典的な漫画表現で天使と悪魔がある。

悩んでいるときに頭上に天使と悪魔が出てきて、相反するアドバイスをするのだ。

「だめダヨ!ちゃんと交番に届けようヨ!」
「誰も見てないって、ネコババしちまおうぜ」

と言うのだ(これは財布を拾った場合)。天使と悪魔のたとえの通り、人間は正反対な感情を同時に持つ生き物である。その葛藤を見える化してみようじゃないか。

「いいよ、そんなことしなくて」
「いや、やろうよ」
(↑いまの葛藤)

2008年12月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。

1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと世田谷区で活動。
編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。(動画インタビュー)

前の記事:飲み残しのコーヒーはいつカピカピになっているのか(デジタルリマスター)

> 個人サイト webやぎの目

作るときに必要なのは躊躇しない心

葛藤の見える化は自分撮りから始まる。いいアドバイスをしているときの自分と悪いアドバイスをしているときの自分をそれぞれ写真に撮る。

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フリースの下はパジャマです

左に見えるのはレフ板である。均等に光が当たるようにレフ板を使ったのだ。色気づいていて申し訳ない。恥ずかしい。でもあると便利なので照れずに買った方がよいと思うぞ。

ちなみに小物撮影用の小さいレフ板なので顔全体に光が当たりにくい。か、僕の顔が大きいのかもしれない。

この写真をパソコンで切り抜く。

006_photos_v2_x2.jpg
自分を見つめ直す時間(比喩ではなく)

写真のなかの自分を切り抜いていて思った。前にもこういうことがあった気がする、と。

デジャヴだろうか。いや、実際になんどもあった。自分のでかい顔(この記事です)や小さい顔(この記事)を作っていたのだ。

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走馬燈のように去来する記憶
いったん広告です

顔ばっかりの記事なのは悪いので別の写真を

さて、ここまで全ての写真に自分が写っている。デイリーが顔出しサイトとはいえこれはやりすぎかもしれない。

息抜きのためにスナップ以上コネタ以下の写真をいれるのでよければご覧下さい。

015_photos_v2_x2.jpg
サンタズボンがずり下がったカーネルサンダース。下にズボンをはいているとはいえ、まずい雰囲気
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小学生向けの看板にいたキャラクター。なんとかマンであることはわかるがモチーフが不明。

楽しんでいただけたでしょうか。では次の工程です。

012_photos_v2_x2.jpg
体をつけてスチレンボードに貼ります
013_photos_v2_x2.jpg
それを切り抜く

天使と悪魔だと悪魔のほうが表情がしっくりきている。あくどいことを言いそうな顔をしている。天使のほうはどういう顔をしていいか分からずに眠たそうな顔になってしまった。

うちの畳はもうすぐ替え時かも、というのは天使と悪魔関係なく思ったことである。

018_photos_v2_x2.jpg
アクリルの板にはりつけて完成!

これで次の展開も予想できるというものだが、つきあいのいい皆様ならば続きを読んでもらえるものと確信している。

⏩ 予想通りの展開へ

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