デジタルリマスター 2023年6月26日

鳥取お台場めぐり(デジタルリマスター)

鳥取県に……お台場が八ヶ所も?

東京にお台場という地名がある。フジテレビやレインボーブリッジとかがある、あのちょっとこじゃれた観光街のことだ。

しかし、お台場は東京だけのものではない。実はお台場は日本各地に点在しており、鳥取だけで八ヶ所もあるという。

鳥取のお台場とは一体どんなところなのか、行ってみた。

2008年8月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。

1981年神奈川生まれ。テケテケな文化財ライター。古いモノを漁るべく、各地を奔走中。常になんとかなるさと思いながら生きてるが、実際なんとかなってしまっているのがタチ悪い。2011年には30歳の節目として歩き遍路をやりました。2012年には31歳の節目としてサンティアゴ巡礼をやりました。(動画インタビュー)

前の記事:2008年の中井駅は凄かった(デジタルリマスター)

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まずは東京のお台場紹介

鳥取のお台場を紹介する前に、まずは東京のお台場をざっくり見てみよう。

お台場は、東京湾の埋立地上に作られた比較的新しい街だ。元は昭和の時代に13号埋立地として土地が作られ、平成に入ってから臨海副都心として開発された。特にフジテレビがお台場に移転してからの発展は目覚しい。

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ご存知、丹下健三設計のFCGビル(フジテレビ本社)
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大観覧車がランドマークのパレットタウン

お台場の知名度が急上昇したのは、やはりフジテレビのドラマ「踊る大捜査線」の功績であろう。ブランドイメージの向上もあって、お台場はあれよと言う間にテーマパークのような一大観光街となった。

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忘れてならないレインボーブリッジ
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おしゃれマンションとかも建っていたり

個人的にはカルチャーカルチャーでイベントがない限り行くことはない街であるが、週末ともなると親子連れやらカップルやら外国人やらでごった返し、賑わっているようである。

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東京カルチャーカルチャーも絶賛営業中

とまぁ、一般的に知られているような、観光地としてのお台場はこんなところだろうか。実はお台場には、観光地としての顔以外にもう一つの顔がある。砲台跡としての、お台場だ。

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台場というのは何なのか

そもそも、お台場がなぜお台場と呼ばれているのかというと、江戸時代に砲台があった場所だからである。

江戸時代末期、江戸幕府は「カイコクシテクダサーイ」とやってきた黒船にびっくりし、それらを追い返すため品川沖に砲台を作らせた。海を埋め立てて四角い陸地を作り、そこに大砲を置いたのである。

その大砲を置いた埋立地が、台場という名で呼ばれていた。

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お台場海浜公園から第三台場へ上る階段
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第三台場の内部はこんな感じ

台場は第一台場から第六台場まで、全部で六つ存在していたらしい(途中で工事が中止されたものや、計画されただけで建設されなかったものを含めるともっとある)。

しかし、昭和に入るとそれらの品川台場は埋立地に埋没したり、船舶の運航の邪魔になるということでどんどこ潰され、わずか二つを残し消滅してしまった。

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砲台のレプリカとかがあったり
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弾薬庫が残っていたりとなかなかおもしろい

残った第三台場と第六台場の二つのお台場は、今もなお東京湾に浮かんでいる。特に第三台場はお台場海浜公園と陸地で繋がっており、公園として整備されているため気軽に見学することができる。

ちなみに離れ小島として存在している第六台場は現在立入禁止だ。まぁ、ボートでもない限り行くことはできないんだけれども(以前、当サイトのライター三土さんがボートで行ってましたね。参考記事:「東京ボート散歩」)。

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レインボーブリッジから見る第三台場
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こちらは離れ小島の第六台場(立入禁止)

はい、こんなところで東京のお台場説明は終わり。現在のお台場の様子とお台場という地名の由来を知ったところで、それでは鳥取県のお台場へと飛んでみるとしよう。

⏩ いざ台場を求めて鳥取へ

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