とまぁ、一般的に知られているような、観光地としてのお台場はこんなところだろうか。実はお台場には、観光地としての顔以外にもう一つの顔がある。砲台跡としての、お台場だ。
台場というのは何なのか
そもそも、お台場がなぜお台場と呼ばれているのかというと、江戸時代に砲台があった場所だからである。
江戸時代末期、江戸幕府は「カイコクシテクダサーイ」とやってきた黒船にびっくりし、それらを追い返すため品川沖に砲台を作らせた。海を埋め立てて四角い陸地を作り、そこに大砲を置いたのである。
その大砲を置いた埋立地が、台場という名で呼ばれていた。 |