自由ポータルZ 2020年3月28日

ポッキーの日を増やす・付け足し市外局番~自由ポータルZ

こんにちは、編集部 石川です。

こんにちは、石川です。
きのう金曜日のデイリーは「コタツ記事デー」でした。林が以前から企画していたのですが、公開直前に東京都は外出自粛要請が出て、なんともタイムリーな特集になりました。
記事の一覧はこちらから。  

当面は野外や、あるいは人を集めての撮影はやり辛そうです。そんなときの記事づくりの参考にしてください。

【おしらせ】デイリーポータルZ新人賞、募集開始はもうすぐ!もちろん自由ポータルZとの重複応募もOKです。今のうちに自信作の発掘&新作の書き溜めをお願いいたします!

では今週の自由ポータルです!

自由ポータルZは毎週金曜日に更新の記事投稿コーナーです。読者の方が執筆した記事をご紹介しています。

自由ポータルZとは
投稿はこちら

インターネットにラブとコメディを振りまく、たのしいよみものサイトです。

前の記事:今週の記事まるっと3行まとめ(3/12~3/18)

> 個人サイト デイリーポータルZ

【入選】2020年に「ポッキーの日」は何日あるのか調べました 

001.jpg

[投稿者]フスマさん (開け閉め
[コメント]月日の数字に1が並んでいたらもうポッキーの日だろうという考えのもと、「ポッキーの日」の概念を可能な限り拡張しました。そしたら大変なことになりました。

ishikawa.jpg

石川大樹のコメント

おもしろかったです!
「2019年11月1日から数えて110日後…」とか言い出した時点で、ん…強引すぎないか…?と思ったのですが、読み進めるにつれレピュニットという単語の存在であったり、「400年=146097日周期で完全にループしている」という事実であったり、ワクワクするような発見がどんどん出てくるんですよね。そして最後の驚愕ながらとてもきれいなの結論。これぞ知的探求という感じがしました。
それでいて図が入っていてポップだし、プログラムを使っていますが難しく感じさせない書きぶりもよかったと思います。 

 

【入選】付け足し市内局番を集めました2

002.jpg

[投稿者]パスカさん (ナンセンスダンス
[コメント]明らかに後から数字が付け足されている市内局番を再び集めました。

koga.jpg

古賀及子のコメント

一桁増えた市内局番をむりやり補完した看板を集めているパスカさん、第2弾ですね!
前回よりもボリュームアップして、本当に好きだとこうして観察が続いて深まっていくんですよね。頼もしいです。

今回は「じょうず」「おしい」「へたっぴ」に分けて紹介してあって読み手にどう見たらいいかの提示がうまくできていたように思います。

「じょうず」「おしい」「へたっぴ」という表し方がまたチャーミングでいいですよね。特に「へたっぴ」が、ダメさをいつくしむときの正解みたいなワードセンスで好きでした。

こういった淡々とした集めものは記事化するとしたら投稿企画にハマるかもしれないです。もし投稿にしたときもパスカさんは上手にコメントをつけて紹介できるのではと感じる手腕だったので入選にしました。

 

【もう一息】「海の見えるレトロな駅舎」根府川駅で、“映える”写真が撮れなかった話

20200328jiyup.jpg

[投稿者]山田窓さん (畳の夢
[コメント]旅先での微妙な経験を記事にしてみました。

hayashi.jpg

林雄司のコメント

旅は事前の情報の確認作業だとはいいますが、そうでなかったときの戸惑いもまた醍醐味です。
CMで有名になった鳥取のベタ踏み坂も時計台も撮り方なんですよね。
そうでなかったときに必要なのは行動や心情をつぶさに書いてエッセイにすることなんですが、それはできてますよね。

あとは、
・元ネタになっている写真へのリンクを付けたり(これですね)、赤い鉄橋に移動するところで小見出しつけるなどの整理
・比喩を増やす
・現場の雰囲気をもっと出すために友人との会話を引用する
などをすると読みやすく、戸惑い旅行記であることが分かりやすくなると思います。

心情を描く、というとひとり語りになりそうですが、会話や体の反応を書いても(「友人は黙って写真を撮ってプレビューを見てまた黙っていた」とか)案外出ちゃうものです。

Tips:外に出る記事・出ない記事

序文の続きです。
デイリーは伝統的に「記事は外に出て書くべし」という教訓を掲げてきました。外に出るといろいろいいことがあるんです。

  • 自分の頭だけで考えた記事より、実際に手を動かした記事のほうが面白い(「~を考えてみた」より「~をやってみた」)
  • 部屋にいると想定内のことしか起こらないけど、外に出ると外部要因で何かしら想定外のことが起きて良い
  • 室内だと近距離の写真が増えるので記事に圧迫感が出る
  • 単純に室内照明より日光のほうが写真がきれいに撮れる

逆に言えば、これらを満たせるなら室内でもいいのです。
たとえば今日でいうと味好みダービーは実際に手を動かして調べる記事ですし、ボスニアの地図帳には予想外のことがいろいろ載っていました。写真の撮り方を工夫したり、過去のものでも野外の写真をはさむことで圧迫感は弱められます。写真は…明るめの設定で撮ったり、撮りっぱなしで載せずにきれいにレタッチしましょう。

というわけで「外に出れないからなー」とあきらめずに、むしろ外出できなくて暇な時間こそ、記事を書いてみましょう!

自由ポータルZのバックナンバー

▽デイリーポータルZトップへ
20240626banner.jpg
傑作選!シャツ!袋状の便利な布(取っ手付き)買って応援してよう

 

デイリーポータルZのTwitterをフォローすると、あなたのタイムラインに「役には立たないけどなんかいい情報」がとどきます!

→→→  ←←←

 

デイリーポータルZは、Amazonアソシエイト・プログラムに参加しています。

デイリーポータルZを

 

バックナンバー

バックナンバー

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ