ちなみにこれはおととい私が家で食べた「実家系ラーメン」。
こう見ると割と大人しいラーメンに見えるが。
麺は生麺。中華スープの素がほんの少しだけ残っていたのでそれを使い、それだけでは味が足りないと思って味噌を足し、少し醤油を加えてスープを作った。そこに、冷蔵庫に結構長く残っていて早く食べてしまいたいと思っていたキムチと高菜を乗せ、あと、レタスも少しあったので乗せた。食べてみると、何味とも表現できない、多方向性を持ったテイスト。味が混ざり合った結果、最後はキムチの味が勝って、これは味のバトルロワイヤルだったのだな、と食べ終える頃に思った。
また、これはお盆に両親の実家のある山形に行った時に親戚の家で食べさせてもらったラーメン。
また、これはお盆に両親の実家のある山形に行った時に親戚の家で食べさせてもらったラーメン。
山形の実家系ラーメン。
写真では伝わらないかもしれないが、山形名物の冷やしラーメンなのだ。大きいチャーシューが2枚も入って、これはもうラーメン店レベルの美味しさであった。
と、こんな風に実家系ラーメンの世界は幅広い。どうせ食べるのは自分や家族ぐらいのものなのだから、多少失敗したっていい。もちろん凝りに凝ったっていい。なんでもあり。
例えばこちらの投稿。
と、こんな風に実家系ラーメンの世界は幅広い。どうせ食べるのは自分や家族ぐらいのものなのだから、多少失敗したっていい。もちろん凝りに凝ったっていい。なんでもあり。
例えばこちらの投稿。
最高である。袋麺を一袋食べるほどではなかったそうで、バキッと割って味噌汁椀に入れて食べている。そしてソーセージを2本ドーン!まさに、「今自分がこうしたいからこうした!」という、自分のための一杯だ。
ソーセージはなかなかラーメン店では出会えないトッピングだと思う。こんな風に、実家系ラーメンだからこそ入ってくる具材がたくさんあった。
例えばこちら、「紀文のチーちく」が具材になっている。
ソーセージはなかなかラーメン店では出会えないトッピングだと思う。こんな風に、実家系ラーメンだからこそ入ってくる具材がたくさんあった。
例えばこちら、「紀文のチーちく」が具材になっている。
「のこりすくなくなった白菜キムチのパックをすすいだ水」までも活用するというところに強い共感を覚える。野菜を煮た汁とかも貴重な「ダシ」なのだ。
こちらは、3枚目のラーメンに豪快に乗っかったオクラが素敵である!店ではあまり出会えない具材。そして絶対に美味しそう。
こちらは、3枚目のラーメンに豪快に乗っかったオクラが素敵である!店ではあまり出会えない具材。そして絶対に美味しそう。
コメントの中に書いていただいている「気軽に写真が撮れて気軽にインターネットにUPできる時代じゃなければ到底共有されなかったであろうもの」という部分こそ、まさに今こうしてみなさんの実家系ラーメンを見て私が感じているところである。
ホルモン焼きが乗っかっているラーメンもなかなか無いのではないだろうか。たまねぎと一緒に炒め直して乗せるというひと手間、ズボラな私が真似したい部分だ。
「傷みそうだった千切りキャベツ」が具材になり得るのが実家系ラーメンの強みである。左側の、丸ごとかあるいは半分にカットされたものか、どちらにしても大きなトマトの存在感もいい。
この冷凍エビの「ちょっと感」が大好きだ。
ネギかニラだけだっていい。もちろん、具なしだっていい。自分がそれでいいならそれがベストなのだ。ちなみにこのラーメンの投稿者であるキクザキリョウさんは、元の記事でも多数の魅力あふれる実家系ラーメンを紹介してくれた人である。
こちらも大変シンプル。シンプルゆえの美しさがある。粉末のうどんスープをベースにしているという。夜中に食べても罪悪感を感じなそうでいい。
お次はこちら、
お次はこちら、
チキンラーメンにキクラゲという取り合せにも新鮮なものを感じるし、このキクラゲのザクッと大きめなカット感がたまらない。
実家系ラーメンならではのワイルドな盛り付けで魅了してくれたのがこちら。
実家系ラーメンならではのワイルドな盛り付けで魅了してくれたのがこちら。
これこれ!このごちゃっと感が醍醐味だ。
もちろん、逆に「えっ!家でこんな綺麗なラーメン作れるの!?」と驚く出来のものもある。
もちろん、逆に「えっ!家でこんな綺麗なラーメン作れるの!?」と驚く出来のものもある。
これはもう、店だ。見た目にも涼やかな夏らしい一杯。
具材自体は凝ってなくても、色味や刻み方のせいなのか、とても美しい一杯。見た目に美味しそうでありながら、実家系ラーメンならではの敷居を感じさせない家庭的な雰囲気もあり、なんらかの賞をあげたい仕上がりである。
ガッツリした方向性の美しさを感じた一杯もあった。
ガッツリした方向性の美しさを感じた一杯もあった。
「高菜と豚ひき肉をニンニクと豆板醤で炒めたやつ」って絶対美味しい!こんなラーメンを作ってくれるお父さん、素晴らしい。
実験精神に富んだラーメンが数多く存在するのも実家系ラーメンの見逃せない魅力だ。
実験精神に富んだラーメンが数多く存在するのも実家系ラーメンの見逃せない魅力だ。
「瓶詰めタコミート」を使用し、鶏カツも乗せたという一杯。一見、親子丼にも見える仕上がり。絶対美味しそう。
トマトジュースで作るチキンラーメンに赤ワインを合わせるという、ラーメンの可能性を押し広げる一杯。フレンチのシェフがもしかしたら日曜に家でやってるんじゃないかと思えてくる。
もうこのまますべて紹介していきたいが、キリがないのでこの辺りにしておこう。ご覧いただいた通り、見ているうちに作り手の温もりまで伝わってくるような、個性的なラーメンばかりなのだ。まったく見飽きない。というか、見ているとラーメン欲が高まって仕方ない。
引き続き、実家系ラーメンを募集しておりますので、ぜひTwitterでハッシュタグ #実家系ラーメンDPZ をつけてツイートしてください!かけがえのない自分だけのラーメンを自慢しあいましょう!
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