特集 2016年7月15日

集中線カレンダー!夏の文房具フェス2016

7月18日だ!(クワッ!)
7月18日だ!(クワッ!)
先週7月6日~8日に東京ビッグサイトで最新の文房具「国際文具紙製品展」ISOT2016が開催された。
ISOTは、メーカーが文房具の新製品をドカッと発表して、そこに小売店やバイヤーがズザッと集まり、文房具マニアがグワッと盛り上がる、年に一度の文房具夏フェスである。

月曜から5日間にわたって公開してきたISOT2016レポートも、今日が最終日。ラストは、紙製品を中心にあれこれ紹介していきたい。
1973年京都生まれ。色物文具愛好家、文具ライター。小学生の頃、勉強も運動も見た目も普通の人間がクラスでちやほやされるにはどうすれば良いかを考え抜いた結果「面白い文具を自慢する」という結論に辿り着き、そのまま今に至る。(動画インタビュー)

前の記事:ホワイトボードに筆文字が書ける!夏の文房具フェス2016

> 個人サイト イロブン Twitter:tech_k

ISOT(国際文具・紙製品展)2016連載インデックス
1日目
終わったら引き裂くToDoリスト!
2日目
ラップに書けるペン!おねがい口調ハンコ!
3日目
爪に貼るマステ!どうでもいい筆箱!
4日目
ホワイトボードに筆文字が書ける!
5日目
「集中線カレンダー!」(この記事)

付箋ノートに最適なふせんとノート

昨年に続いて今年も、メイン入場口からすぐの好位置にブースを押さえたふせんメーカーのC.L.C。
ふせんケースとしおりが一体になった『ブックマ』もかわいい。
ふせんケースとしおりが一体になった『ブックマ』もかわいい。
ここでプッシュされていた新製品が、『付箋ノートが作りやすいふせん』。
付箋ノートというのは最近流行りの学習法で、ノート自体には書き込みをせず、学習の要点を書いたふせんを貼り込んでいくというもの。ふせんを貼り替えて内容を編集できるし、カラフルで憶えやすいし、というので人気なのだ。
『付箋ノートが作りやすいふせん』を貼ったノート。スッキリしてる。
『付箋ノートが作りやすいふせん』を貼ったノート。スッキリしてる。
ただ、一般的なふせんの幅は25mm。ノートの罫線幅は7mm(A罫)なので、罫線に合わせてふせんを貼ると3行とちょっとはみ出てしまう。これがなかなか気持ち悪い。
そこで、『付箋ノートが作りやすいふせん』は、幅14mm・28mm・70mmと、7mm幅の倍数でできているので、罫線にピッタリ合ってとても気持ちいい。
付箋ノートに最適なルーズリーフも同時展開。
付箋ノートに最適なルーズリーフも同時展開。
また、『付箋ノートが作りやすいふせん』の横幅70mmにあわせて、罫線に70mmの刻みが入っている『付箋ノートが作りやすいルーズリーフ』も発売。
つまり、付箋ノートが作りやすいふせんが貼りやすいルーズリーフ、だ。長い。

しっかりしたビニールバッグ付きなので、ルーズリーフとふせんだけバッグに収納して持ち歩き、家に帰ってからルーズリーフファイルに綴じて整理する、というのがラクでいい。

タックインデックスが超かわいい

新潟の岩橋印刷が展開している文房具ブランド「ふれる」ブースには、超かわいいタックインデックスがあった。
アイテム数少な目でちょっと穏やかな雰囲気のふれるブース。
アイテム数少な目でちょっと穏やかな雰囲気のふれるブース。
タックインデックスと言うと、ページの端っこに貼り付けてインデックスにする、お馴染みのあの青いラインの入った四角いシールだ。
あれが、動物型になっているのである。
見たことあるけど、形が違う。
見たことあるけど、形が違う。
貼るとこんな感じ。かわい過ぎる。
貼るとこんな感じ。かわい過ぎる。
見たことあるデザインのままで形が変わると、なかなかインパクトがあっていい。このシリーズ、もっといろいろ出ると嬉しい。

さすが心得ているデザインフィル

紙製品と言えば、やはり外せないのがデザインフィル。
ハイデザイン・スーパーファンシーな紙製品の総本山みたいなメーカーである。
毎年とにかく派手でゴージャスなデザフィルブース。
毎年とにかく派手でゴージャスなデザフィルブース。
展示のプロジェクションマッピングが美しくて、5分ぐらいボーッと見てた。
展示のプロジェクションマッピングが美しくて、5分ぐらいボーッと見てた。
相変わらず新製品は大量だが、中でも個人的に「デザフィルらしい!」と感じたのが、『寄せ書き帳 手紙』だ。
表紙が手紙っぽいデザインのバインダー。
表紙が手紙っぽいデザインのバインダー。
コンセプトとしては、会社で同じ部署の人が退社する時に部署内で寄せ書きして贈ろう、的な使い方をするもの。
写真を貼ったりシールを貼ったりでステキ寄せ書きに仕上げたい。
写真を貼ったりシールを貼ったりでステキ寄せ書きに仕上げたい。
1人あたり1ページ分のコメント+思い出の写真で完成するようになっているのだが、実はこのあたりにデザフィルのノウハウが活かされている。
バインダーの冒頭ページに「メッセージを書くためのテーマ例一覧」というリストが付いているのだ。
これさえあればなんとかなる、寄せ書きテーマ一覧。
これさえあればなんとかなる、寄せ書きテーマ一覧。
リストには「嬉しかった思い出」「お酒の席での思い出」「初対面の印象」というテッパンのものから「○○さんを動物に例えると」「○○さんを食べ物に例えると」など超どうでもいい話まで、とにかくこういうことを書いとけば無難だから、という内容がぎっしり。

このリストさえあれば、実質5分ぐらいしか会話した記憶のない人が相手でも、それなりにページが埋められるだろう。
動物園から集団脱走、みたいなビジュアル。かわいい。
動物園から集団脱走、みたいなビジュアル。かわいい。
あと、デザフィルの新商品にも、動物型インデックスを発見。
こちらはカラフルなタイプで、たっぷり貼ると賑やかでかわいい。こういうのもアリだな。
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「この日!」に注目を集めるカレンダー

デザイン事務所のまどかブースでは、様々にヘンなカレンダーが展示されていた。
壁をぐるりと貼られているのがは、1年間つながった長さ5mのカレンダー。
壁をぐるりと貼られているのがは、1年間つながった長さ5mのカレンダー。
中でも「これはいいぞ」と感じたのが、好きな1日をババーン!とかクワッ!と注目させることができる『その日なんなんカレンダー』である。
1月6日(クワッ!) 11月26日(ババーン!)
1月6日(クワッ!) 11月26日(ババーン!)
これ、普通のカレンダーの上に集中線の描かれたフィルムを乗せている、というものなのだが、これ、365日どの日でも集中線のピントが合うように作られている。
なかなか予約が取れない焼肉屋、予約取ったぞ…
なかなか予約が取れない焼肉屋、予約取ったぞ…
カレンダーには 集中線フィルムがA からJまで10枚と対応早見表が付属。
使う時はまず、注目させたい日がどのフィルムに当たるのか早見表で確認しよう。
ぐるぐる回したり裏返したりすると、どこかで合うようになっている。
ぐるぐる回したり裏返したりすると、どこかで合うようになっている。
あとは、その日に合うフィルムを90°ずつ回転させたり裏表ひっくり返して確認しながらカレンダーの上に乗せれば…
7月18日!楽しみ!(ズガーン!!)
7月18日!楽しみ!(ズガーン!!)
と、このように「絶対忘れたくない予定日」に注目を集めることができるのだ。
もちろんカレンダー部分には書き込みもできるので、集中線を使った予定管理もバッチリである。
あの空きスペースを効果的に使うカレンダーも。
あの空きスペースを効果的に使うカレンダーも。
また、僕も前から「ここ空き地だな」と感じていたあそこを有効活用するカレンダーも展示されていた。
ここ、ここ。おわかりいただけただろうか。
ここ、ここ。おわかりいただけただろうか。
そう、iMacのモニターのフチに貼る専用カレンダー『ちいさなちいさなカレンダー』である。
これは間違いなく空き地の有効活用と言えるだろう。
ただ、文字が異様に小さいので、日付を確認しようとすると目をかなり細めないと見づらいのだが。

紙を効率的に破壊するツール

最後は紙製品じゃなくて、リヒトの新製品で「紙を効率的に破壊する道具」を紹介しよう。
レターオープナー『アケルンダー』。名前はなんとかしたほうがいいと思う。
レターオープナー『アケルンダー』。名前はなんとかしたほうがいいと思う。
一般的なレターオープナーって、封筒の端がちょっと開いていないとカッター刃が挿し込めないので、使えないのだ。
対してこの『アケルンダー』はというと、ダブルカッター方式で「端までべったり封された封筒」でも問題にしない。
先に封筒に穴を開けてしまう。その手があったか。
先に封筒に穴を開けてしまう。その手があったか。
まず、カド落とし用のカッターに封筒のカドを挟んでスパッ。
これで封筒にオープナーのカッター刃を挿し込むための穴を無理矢理開けてしまうのだ。
いま開けた穴にオープナーのカッターを挿して
いま開けた穴にオープナーのカッターを挿して
ズババババッと開封。切れ味もいい。
ズババババッと開封。切れ味もいい。
やり方は強引だが、これならどんな封筒でもきれいに開封できてしまうのだ。
世の中には「レターオープナーって買ってみたけど、うまく開けられないから使わなくなった」という人も結構いるんじゃないだろうか。
そんな人も、もう一回これを買ってみてほしい。たぶん、すごい気持ち良くサクサク開けられるようになるはずだ。

以上、今週は月曜から金曜にわたっての5日間、ISOT2016で公開された最新文房具の数々をレポートしてきた。
紹介してきた文房具はどれも間違いなく面白くて高機能なので、もし今後文房具店で現物を見かけることがあったら、手にとってみてほしい。たぶん、良い感じで役に立つと思うので。

というか今年のISOTはなかなかの豊作。紹介しきれなかったけど、これとかスゲェんだよー、みたいなのがまだまだいっぱいありまして。
そういうのをたっぷりスライドショー&トークで紹介するイベント、8月末にやります。もう予約半分以上埋まっちゃったので、気になるという方はお早めにお申し込みください。

8/27『シナガワ・ブングジャム#10』 13時~
ISOT(国際文具・紙製品展)2016連載インデックス
1日目
終わったら引き裂くToDoリスト!
2日目
ラップに書けるペン!おねがい口調ハンコ!
3日目
爪に貼るマステ!どうでもいい筆箱!
4日目
ホワイトボードに筆文字が書ける!
5日目
「集中線カレンダー!」(この記事)
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