鬼うどんとは! 鬼がうったようなコシが特徴の、やはり埼玉県独特のうどんなのだ(多分)!
いや、ネーミングの由来が分からないのです。
一体どんなうどんなのか?
まずは本当に山の中、車で、ぐるんぐるんのぼってやってきた、峠の茶屋、東秩父村「定峰峠の鬼うどん」へ。
ほんとに山の中。
お店の中に入ると、おかみさんに「アルバムはそこにあるから、自由に見ていってくださいね~」とすすめられた。
ア、アルバム………?? アルバムって何?
山のようなアルバム。
中には、カッコイイ車の前で、ほほえむ人たちの写真でいっぱい。
私、全然知らなかったんだけれど、この店って、人気の車マンガ「頭文字D」の舞台になっていて、
ファンの間で聖地になっているんだそうですね。
実際にマンガに出ているとかで……。
イニシャルD!!!!
つけめん1200円。
車の中には、頭文字Dグッズや、頭文字Dをキッカケに(?)お店のファンになった人たちの寄せ書きや、いろいろなものがあって、ああ、車ファンに愛されているお店なんだなあ、という感じでした。
キレイな麺。
友人が頼んだ「きんぴらからみ鬼うどん」1200円。
うどんを食べてみる、
味は………ウマい!
水がいいのかなあ。麺自体に味があって、どんどん食べられる。ツルツルでモチモチ。麺は太すぎず細すぎず……。
しかし、これがなぜ「鬼うどん」なのか、ちょっと分からなかった。「鬼感」はナイような……。
思いきっておかみさんに、「なぜ鬼うどんなんですか?」ときいてみたら、笑顔で返されてしまった。鬼とはなんだ!?
おかみさんに、缶コーヒーもらった。いや、こういう心配りが、ドライバーに愛される理由なんだろうな。
これが鬼うどんか!!
2軒目は小川町の「金勝」へ。
一見してごくフツーのうどん屋さんなんだけど、ここも鬼なのか……?
見た感じ、普通なんだけど。
天ざる1290円をチョイス。
太っ!!
これが!!!!!!!
こ!!れ!!が!!!
衝撃の歯触りだった。
コシがあるだけじゃなくて、なんだろう、不思議な味わい。
もみゅもみゅ。もきゅもきゅ。
食べながら、何かこう、昔食べたことあるような気もした。
なんだっけこれ。なんだっけ、なんだっけ、なんだっけ……。
あ。
これ、白玉っぽいんだーーー!
長い白玉を飲んでいるようなスゴい味。
いや、白玉と言い切ってしまうと、ちょっと違うけど。
白玉とうどんの間かな?
どうやって作っているんだろう、コレ……。
しかし、これは「鬼」っぽい。神秘的だし。
一緒に食べていた友人と話す。
「これ白玉っぽくない!?」
「いや、普通のうどんとは違う感じがするよね」
「ねえ、白玉じゃない!?」
「……うーん、変わった味だけど、美味しいけど…」
「白玉だよね!?」
「白玉かどうかは分からないなー」
「絶対白玉だよ!」
「そうかなー?」
白玉と感じるのは私だけなのか!?
もう一軒、鬼を探して
最後に、前出の「金勝」のお弟子さんの店だという、上里町の「金山」に行った。
おお、看板が「鬼」っぽい。
鬼うどん!
天ざる1250円を選択。
天ぷらが山盛りで来た!!!! 豊かな気もちになるね。
こちらも太い麺。
こちらのうどんも、「金勝」に準じたものだったけれど、白玉味はしなかった。
いやでも美味しかったですよ。
そんなわけで、友人と反省会。
「今日はどうでしたかね」
「2軒目のインパクトが強かったよねー」
「でも峠の店も美味しかったよ!」
「峠の店は、なんかこう、おかみさんが良かったよねえ……」
「あの場にいなかったけど、親父さんがカメラが趣味で、車の写真撮ってるらしいよ」
「それでアルバムがあんなことになってたのか!」
「しかし2軒目のあの……白玉うどん……」
「謎な歯触りだったねえ~」
「あれ、全国でも、あんなうどんないよね」
「どうやって作ってるんだろう?」
「謎……」
これまでの軽いまとめ
さて、そんなわけで、うどんを食べ歩いているわけですが、
・加須市の「久下屋脩兵衛」の護摩汁うどん
・川島町「だるまや」もりうどん、「むさしや」みそだれ、
・小川町「金勝」天ざるうどん
今のところ、このへんがお気に入りです。
グルメとかじゃないので……うまく味の詳細を説明を出来ているのか、かなり不安なんですが、
ざっくり「埼玉はうどんが美味い!」って分かってもらえたら嬉しいです。
白玉みたいなうどん、みんなにも食べて貰いたいなあ!!