時間が早く着き過ぎたので、川島の、産直の店へ。
ひゃっほー! うどん発見。ゴハンとうどんが同居しています。これって普通なの?
うどん315円を買って、みんなで分けることに。
わー。
「適当な弁当なのにウマイ!」
「少なくとも富士そばより美味い!」
「なんだこのうどん偏差値の高さ!」
「コンビニに売ってたら買うのに!」
ひゃっほー、ひゃっほー。浮かれる取材班一同。
でも……、
一軒目で、「?」となってしまった。
川島町名物、夏季限定メニュー、「すったて」(冷や汁みたいなもの)が、メニュー表にでかでかとあるのに、ない。
なんでメニュ-にあるのか聞いてみたら、
「前宣伝ですー」と言われた。
がっくりする一同。
ちなみに、隣のテーブルにいた、自転車ツーリングの人たちも、「すったてありますか?」とウキウキ頼んで、断られ、がっくりしていた。
そういうこと、しちゃいけません……。
なので、なかったことにして、次の店へ!
そんなわけで、「だるまや」へ。
とんがつとうどんの店、というところなので、
定食屋さんみたいなのかな? と思って、正直、味は期待していなかった。
年配のご婦人、っていうかおばあちゃんが厨房をしきっていた。
小柄な身体で料理していた。カッコイイ。
客席には、女性自身とかスポーツ新聞とか置いてあって、なごむ……。
他の席には、地元客、タクシーの運転手さんなんかでいっぱい。
私はもりうどん490円を注文。ゴマが付録で出て来た。
うどんだよ。もりうどん490円。
みんなは、カツ丼セットを注文。980円。
これが、、、、、、、、。
う、うまーーーーーーー!
歯ごたえ、麺の味、すべて整ってる。ほんとにおいしいうどんだった。
カツ丼セットのあたたかい麺も、美味しい。なんじゃこりゃ。天才か。
この店も、夏は「すったて」をやっているらしかった。
すったては、商工会議所が考えた、町おこし夏期メニューらしいのだが、
4月はやってない。
でも、うどんはうまい。
うどんそのものが、こんなに美味しいんだから、無理矢理、B級グルメに参戦しなくてもいいのになあ……。
埼玉県って、「うどん県」だってことのアピールに失敗してるなあ、
と思いながら、食べる。
おなかいっぱいになったら、ブッコフで腹ごなし。
こども動物自然公園でもひまつぶし。寄り寄りでワラビー見れます。
脱走したペンギンとかも見られるよ。
そして最後に、「むさしや」さんで。
店内に入った時点では………すいません期待していませんでした。
飲酒しているおじいちゃん客と、小上がりにはヤンマガ、ゴラク等がずらーっと並んでいた。
月マガの「ましろのおと」を読みながら、注文を待っていたら、
帰宅しようとした、ほろ酔いのおじいちゃんが、入り口でコケた………。
わああああ、と、みんなでフォロー。
しかし、出て来たうどんは、美味しそうだった。
みそだれ700円。
みそ……ステキ。キュウリとワカメが入っています。
味噌がぼん、っと入っているのが衝撃だった。異文化! って感じがした。
これこれ、こういう、地元の人が食べている、珍しいものが食べたいんですよ。
で、「これ、どうやって食べるんだろう……」と絶句してたら
「食べ方わかりますか?」と、おかみさんが教えてくれた。
めんつゆでのばして混ぜます。
おかみさんに、
「これ、すったてと、どう違うんですか?」
ときいたら、
「全然違うわよ。すったては、めんつゆでのばさないの」
と言われた。
「すったては味が薄めだから、うどんのほか、ソーメンにも合うのよ」と。
でも今回食べたこれも、美味しいんだよ。美味しいよコレ!
麺の弾力、味噌の味。すべてがバランスとれている。
すったて、食べた事無いけど、別にこれでいいんじゃないの……?
と思った。
埼玉県はもっと自信を持ってください
埼玉のうどんは、うまいです。
そうじゃない店もあるけどさ、それは讃岐もそうでしょう?
こんなに、こーんなにこだわってるのに、世の中に知られてないなんて。
なぜでしょう。なぜかしら。
埼玉出身者としては、なんだか泣けてきてしまいます。
うどん美味しいよ、埼玉。マジで!