朝エッセイ 2026年7月10日

町に溢れる言い訳「とりあえずの緑」(2026.7.10 朝エッセイと更新情報)

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文:石井公二

植物、好きですか?石井です。

路上観察の仲間達と注目している「とりあえずの緑」という現象があります。

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例えばこういう工事現場のフェンスに描かれた大木

工事って大抵はその場にあった木や花を伐採して行われるわけですが、その行為に対する罪悪感なのか恐れなのか。理由は分からないけど、とりあえずそこに植物っぽいものを用いることで何かを覆い隠す言い訳っぽい現象。それが「とりあえずの緑」です。

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こちらも工事現場のフェンス。物凄い密度の植物っぽい何か
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近づいてみるとなんだかよく分からないものであることも多い。概念としての緑
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ここにビニールのシダをぶら下げる意味はあるのか?路上園芸学会の村田あやこさん撮影
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とりあえずの緑は大空とセットで用いられることも多い
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とりあえずそこに植物っぽいものがあれば良いので、雑な運用をされることも。上下逆です

数年間とりあえずの緑を観察してきた結果、この概念はさらに拡張できることに気付きました。

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殺虫剤という攻撃性を四葉のクローバーのデザインで覆い隠すのがとりあえずの緑っぽい
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ビニール製のバランも怪しい。絶対に笹のフォルムじゃなきゃいけない理由はあるのか?

今ではこれも「とりあえずの緑ではないか?」と疑ってます。

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ハンバーグやステーキの横に申し訳程度に添えられたコーン

あるいは焼肉のさらにひと切れだけ乗ってくるニンジンもそう。「私はちゃんと野菜も食べたんだ」というアリバイ作りの為だけに添えられる言い訳っぽさが、物凄くとりあえずの緑っぽいです。

皆さんも町なかのとりあえずの緑、探してみて下さい。それでは本日の記事をご紹介。

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東京は本気の暑さがやって来る気配、ビンビンです。一年経ったら30℃台後半の辛さを忘れてしまってたんですが、もう既にぐったりしてます。皆さんも野外で活動する時は本当に気を付けて下さいね。

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