滝在住

　まずはこちら。住所が渋い。滝にお住まいの猫です。

ちょっと見てきて：オシンコシンの滝のネコ（ Ｒｉｔａ さん）

　「見てきた」によると、風邪をひいたり行方不明になったりと、なかなか波乱に満ちた生き様です。にもかかわらず、なんですかこのけだるさ。投稿された５枚の写真のうち、目玉が見えている写真が一枚もありません。いつもごろりと寝ころぶか、座って気持ちよさそうに目を閉じている写真ばかり。

　そんな猫も、世話してもらっていたお店が撤退していよいよピンチか！…と思われたのですが、その後もけだるそうな表情はそのまま、無事暮らしているようで。一安心です。

寺在住

　同じく住所が渋い。寺に住む猫、まろみちゃん。

ちょっと見てきて：祇王寺の猫まろみちゃん （ ひょうたん さん）

　しかし先ほどの猫とは対照的に、なんだか引き締まった表情。優雅な身のこなしには定評があります。座ってくつろいでいる顔まで引き締まって見えるのは、切れ長の目のせいでしょうか。お客さんが来てもこの姿勢でずっと座っているとか。あるいは猫なりの座禅かもしれません。そろそろ悟り開くかも。

ネコのイヌ

　つづいてはイヌです。いや猫なんですけど、イヌです。名前がイヌなんです。

ちょっと見てきて：やたらでっかい洋風ののら猫くん（みちゃぎん さん）

　野良猫だそうですが、誰が名づけたのか「イヌ」。ちゃんと自分の名前もわかっているようで、「イヌー」と呼ぶと寄ってくるとか。お礼の欄では、「見てきて」投稿者本人から、若い頃の写真も送られてきていますよ。

初めての競馬場

　こうしてみると、どの猫もみんな特徴的というか、エピソードを持っていて紹介しがいある猫ばかりですね。今度の猫は、ちょっとヒヤヒヤさせるエピソードを持ってます。

ちょっと見てきて：栄ネコ （ ひで さん）

　いつも紐でつながれているこの猫。「見てきて」にも「あんまり気の毒なので…」なんて書かれていたのですが、それには理由がありました。

　昼間は家の人が留守で相手ができないので、町の人にかまってもらえるように外につないでいたとのこと。きっと夜は家の中で元気に走り回っているのでしょう。よかったよかった。

初めての競馬場

　最後はこちら。ついに仕事まで始めてしまった猫です。しかも組織のボス！

ちょっと見てきて：ねこ駅長（ ぷー さん）

　駅長です。ホームを巡回したり、頭をなでられたり、駅員室で昼寝したりと、なかなか忙しい毎日を送られているようです。日本では動物の社会進出はまだまだこれからといった感じですが、さきがけとしてがんばって欲しいものですね。

　ちなみに写真はまだ投稿されていませんが、ほかにも駅長（しかもこちらは駅長代理兼務！）の猫がいました。ちょっと見てきて：ねこのえきいんさん（広島市民 さん）