一時期1970年代のポパイを集めていました。その話は前にも書いたのですが、1978年のポパイにこんな記事がありました。

サワーブレッドというパンが紀ノ国屋にあるという小さな記事です。サンフランシスコ名物で独特の酸味があるとのこと。もしかしていまでも紀ノ国屋にあったりして、と思って本店に行ってみたら。

47年前のポパイを普通に情報誌として使ってしまった。ポパイの先見の明があったのか、廃盤にしなかったスーパー紀ノ国屋が偉いのか分からないけど(たぶんその両方)、シティボーイのパンがありましたよ!(当時のポパイのキャッチフレーズは Magazine for City Boys)
ちなみに値段は380円(税込み410円)。47年前の誌面には180円と書いてあります。消費税なんてなかったので税の込みも引きもなく180円。失われた20年とか30年という言葉を散々吹き込まれた者としてはこれぐらいの値上げは少し安心します。むしろいまでも180円だったらドン引きです。
「一度食べてごらん」というメッセージに答えたいと思います。食べるよ!

なるほど、みっちりとした食感の食事パンです。別に肉とかメインの料理を用意してそれに合わせて食べるといいかも。って47年前のポパイにもそう書いてありますね。「魚料理や肉料理にも合うのだ」って。
3口ほど噛んでいると確かに酸味を感じるけど、口に入れていきなり「酸っぱ!」という酸っぱさではありません。言われなかったらサワーという名前のパンであると分からないと思います。これが47年前の記事にある「日本人向けに多少マイルドにした」ということなのかも。47年前と味が同じかどうかは分かりませんが。
すっかり47年前の記事と対話しいます。
トーストにしてもおかずを引き立てるパンでした。

ティーンエイジャーだったら食べられたかもしれないけど、今はこの量だと夫婦で2回分の量。
サワーブレッドも食べ応えがあったし、47年前の情報誌が情報誌として役立ったという満足感がありました。
昔のポパイのような雑多な情報っていいですね。デイリーポータルZに今年載せたことも2073年(47年後)に役立ててみてね。いま10歳ぐらいの読者のあなた!
投稿者:林雄司
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