ざらめせんべいが流行している……？
古賀：
あちこち買い集めたんじゃなくて1軒で5種類売ってたんですよね。え、もしかして流行ってる？ って思って。でもそんなわけないよね？
石川：
あんまり聞いたことないですね。
橋田：
でもわかんないよ。私たち知らないだけかも。
古賀：
ぜんぶで5種類あるうち、3種類は醤油とざらめのシンプルなもの。残りは梅とレモンの味付きでした。
古賀：
レモンは初めて見たけど、「梅ざらめ」ってのはよく柿の種とかにあるよね。
こういうやつ
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古賀：
でもって、レモンざらめと小袋の「甘辛ざらめ」は、どっちも柿山という、赤坂のおせんべい屋さんが作ってるやつ。
本気のざらめせんべいは、こんなにざらめをつけるのか！
古賀：
早速食べてみましょうかね、
石川：
基準を決めたいですね。一番ふつうなのはこれなのかな。
古賀：
そもそも二人はざらめせんべいスペックはどんな感じですか。
橋田：
私よくスーパーとかコンビニで、ちっちゃい個包装のせんべいがたくさん入ってる大袋を買うんだよね。醤油、サラダ、海苔……っていろいろ入ってるやつ。その中にざらめも入ってて……そうすると私はちょっと残して誰かに食べてもらっちゃうかなという感じです。
石川：
ぼくはざらめせんべいについてほとんど意識的に考えたことはなかったんですが、その中だったら選ぶかも。
古賀：
橋田さんはしょっぱいもの好きで、石川くんは甘いもの好きだもんね。そこでざらめせんべいへの態度が如実に別れますな。私もたくさんおせんべいの種類があるならざらめを選んで食べる派です。
橋田：
これよく見るとすごいね。普通こんなにざらめ付いてないよね。
石川：
ほんとだ。表面がふつうのざらめせんべいとはぜんぜん違う。
橋田：
（食べて）甘い……！
石川：
あー、これはうまい。
古賀：
めっちゃうまいですね……。っていうか本当、あんまい。こんな甘いざらめせんべいなくない？
橋田：
私がよく買う安いのに入ってるざらめせんべいは、ざらめの粒が大きくて真四角で安い感じがするんだけど、これ粒が小さいよね。高級感ある。
古賀：
これたしかに、「いいざらめせんべいですね」っていうことかもしれないね。
橋田：
いいものだね、これは。人んちに持っていける。
醤油を食べさせるか、ざらめを食べさせるか
橋田：
おいしかったけど、次の「お醤油とざらめだけで味付けしました。」との差がちゃんとわかるか……自信ないな……。
古賀：
さっきのがざらめを食べさせるせんべいだとすると、こっちは醤油に力点を置いたせんべいに見えるよ。
石川：
うん、醤油の色が濃いですよね。それにさっきの「ざらめせん」と比べると、砂糖がぐっと少ない。こういうちょっと醤油がまだらになってるのが美味しそうな感じしますよね。
橋田：
（食べる）うん、全然醤油だ。
古賀：
ほんとだ。あとこれ、さっきの「ざらめせん」は薄くてバリンバリンしたけど、こっちはせんべいに厚みがあって、せんべい自体のタイプがちょっと違う。
石川：
うんうん。
古賀：
それにしても味が醤油ですね。先に甘いのを食べちゃったから、チョコ食べたあとにりんご食べた感じになってる。
橋田：
すっごいしょっぱく感じるもんね。
石川：
これ、砂糖が少ないわけじゃなくて、醤油がめちゃめちゃ強いんですよ。
橋田：
うんうん。割れせんの間にぎゅっと醤油が染み込んでる。
石川：
砂糖醤油で餅食べたときの味に似てる気がします。
橋田：
あっ。これ食べたあとにさっきの「ざらめせん」食べるとめちゃくちゃ美味しいよ。
古賀：
甘いものとしょっぱいもの行ったり来たりする食べ方が、まさかざらめせんべいとざらめせんべいでできている……。
石川：
生ハムメロンがざらめせんべい同士で生まれてるんですね。
