ざらめってせんべいにまぶす砂糖じゃないの
買ってきたのはこちら、「山吹色のプレーンヨーグルト ざらめ」である。
ざらめというとあれだ、せんべいについてるじょりじょりした砂糖のことだよな。
プレーンヨーグルトに対し加糖のヨーグルトはよくあるし買う。
でも加糖の糖に ざらめを使うのははじめて聞いた。
ざらめのわけは「層」
こちらのヨーグルトは乳脂肪に手を加えない「ノンホモジナイズ製法」、よくノンホモ製法と聞くあれで作られているんだそうだ。
この製法でヨーグルトを作ると、乳脂肪が固まりやすく上のほうに脂肪分がクリームのように浮いてくる。
上部がクリームのようにねっちり濃厚で、中盤から下は一転さっぱりする。その2層が味わえる。
そこで、ざらめなのである。
普通の砂糖のように混ざらないよう、一番下にざらめを敷くことによってさらにもう1層味にグラデーションを加えているのだ。
甘い味がゆっくり徐々に近づいてくるのが面白い。
これ、プリンのカラメルと同じ発想だ。
ヨーグルトとプリンといえばカップデザートの双璧、風神雷神であろう。
思い切って言うと、私としてはこれまで、両者の戦いは(べつに戦っているわけじゃないけども)プリン側に勝機があるように感じていた。
理由は何と言ってもカラメルの魅力だ。
このざらめヨーグルトはノンホモ製法の特徴に乗っかってプリンにおけるカラメルの魅力を鋭くヨーグルトに応用したと言える。
めちゃくちゃおいしかった。めちゃくちゃおいしかった(大変に大事なことなので2回ご唱和ください)。プリンの土俵に真正面から上がってきたヨーグルトの大立ち回りの味がする。
がんばれ! ヨーグルト! と声援を送りたくなる(だから、戦っているわけじゃないんだけども)味わいであった。
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