特集 2024年4月2日

在宅ワークのクッションの終着駅は旅行用だった

4年前、コロナ禍がはじまって在宅勤務が本格的に始まった。

始まってすぐに椅子の上に置くクッションに凝りはじめた。

いろんなクッションを試し、最終的にたどりついたのはまさかの旅行用クッションだった。

1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと世田谷区で活動。
編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。(動画インタビュー)

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2020年、クッションを探す旅が始まった

もともと家で仕事をしていたがコロナが始まってぐっと時間が長くなった。自宅のいすは仕事用のものだが長時間座っていると尻がしびれてくる。

もともと痔持ちなので、再発は避けたい。

最初にこんなクッションを買った。

肛門周辺に負担がかからない形を選んでいるあたり、痔への配慮を感じる(もう手元にないのでAmazonの画面で)

座り心地は良いが、高さがあるのがしっくりこなかった。

もうすこし薄いほうがいい。薄くてクッション性があるものがいい。このニーズが矛盾していることに気づかない僕は迷走を始める。 

コロナの最初のころにネットでよく見かけたこのタイプも買った。

令和最新版という売り文句がついて、商品写真にはブルーの矢印が涼しげに描かれていた。

とろとろでおもしろいのだがまだ厚い。

もっと薄いもの、そう思って薄いウレタン座布団を買った。

カバーは別売りだった

薄いがクッション性が無だ。

これは、安い居酒屋の板の間に並んでいる座布団だ。靴をカシャカシャするビニール袋に入れて持って入る店で、コース料理が揚げ物→揚げ物→揚げ物の店。
歌舞伎町のドンキの向かいにある、店の匂いまで蘇る。

ノスタルジーはたまらないが仕事用のクッションではない。だがこれはおもしろいからたまに座っている。

その後、もう地べたに座る!と思って座椅子を買ってみたり

尻に敷くんじゃなくて、腹とデスクのあいだに挟んだり、背中に挟むクッションに走ったりもした。 

その結果、

我が家はクッション屋さん状態になった

ここにないものはメルカリで売ったり、あとは捨てた。

いったん広告です

やっと会えたね

そうしたとき、ネットで評判を読んで買ったのがこれだ。

ヨックション

ヨックションというクッションだ。空気を入れて使う簡易的なクッションである。安っぽい。
だがこれが正解だった。これに3~4割、ギリギリ空気を入れるか入れないかぐらいで使うと薄さとクッション性、矛盾する要件を満たした。 

飛行機や新幹線の絵が描いてあって完全に旅行用である

説明書にも空気をパンパンに入れるのではなく、7~8割ぐらいが適量と描いてある。
カルピスもめんつゆも薄いのが好みの僕はクッションもギリギリ薄くするのが好みだ。 

空気の出し入れは浮き輪みたいなこの口から

旅行用のテンポラリーのものなので耐久性はなく、1年ぐらい使うと破ける。はんだごてを落としたら一瞬で溶けて穴が空いた。

これで3枚目である。だがもう迷うことなく次もヨックション一択だ。安いし。

すごく凝ったものよりも安いものが意外にしっくり来ることがあるが、まさにこれがそうだった。

というのはあくまで僕の好みなんで合わなかったら諦めてください

ヨックという会社が作ってるからヨックション

ヨックション(ピンク) 1個 (x 1)

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