特集 2022年1月18日

ヨギボーに目を付けるとかわいい

先日、我が家ででっかいヨギボーを買った。

「人をダメにする」とはよくいったもので、一度体を任せればズブズブと沈み抜け出せない。最高である。

そしてリビングに横たわるヨギボーを見て思ったことがある。

これは目を付けたら絶対かわいい。絶対かわいいぞ。

1975年宮城県生まれ。元SEでフリーライターというインドア経歴だが、人前でしゃべる場面で緊張しない生態を持つ。主な賞罰はケータイ大喜利レジェンド。路線図が好き。(動画インタビュー)

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目だけほしい

まず、うちのヨギボーのスペックをお伝えしておこう。

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逆光で若干の神々しさが出て恐縮です。

大きさは身長174cmの僕がほぼ全身をゆだねられるくらい。色はワインレッド。真上から見れば長方形をしている。

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ここに顔がついたら、モチモチ触感のかわいい生命体になるのでは……と思った。

しかし、同じことを考える人はいるもので、実はヨギボーには顔が描かれたシリーズが既にある。その名を「Hugibo(ハギボー)」という。

 

 

ニッコリ微笑むハギボー。ナスみたいなフォルムがキュートで、ほっそり伸びた両手を抱きかかえたい。

これはこれで確かにかわいい。かわいいのだけど、僕がイメージしたのはもっとシンプルなものだった。丸っこい体に大きな目。それだけでいい。それだけでいいのだ。多くは望まない。

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雑なイメージ図。白目は真ん丸か楕円か悩んだ末、楕円形にしてみることに。
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型紙を作り、ダイソーで買った白いフェルトを切り抜く。

白目の部分を切り抜いたあと、大きさを確かめるためにヨギボーに置いてみた。 

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あ!もうかわいいぞ。

もうかわいい。白目だけでも全然いい。こういうお化けのキャラクターがいた気もする。これは間違いない……。

成功を確信し、黒いフェルトから黒目を切り抜いて、両面テープで固定する。

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命が宿った。

完璧だ。ヨギボーがこっちを見ている……! 

思った通りに行き過ぎて怖い。めちゃくちゃかわいいじゃないか……!

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立たせてみるとこうなる。ジブリ映画に出てたでしょあなた。

モチモチのボディはその形を自由自在に変え、手でポンポンと整えるたびに表情が変わる。

中身が手薄になる四隅の部分が、耳のように見えるのもいい。

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体をくびれさせて顔の部分を強調してもいい。

リビングにいた家族にも「かわいい!」と大好評。さっそく「ヨギ坊」という名前をつけて可愛がっている。

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ヨギ坊に飛び込む息子。その様子をキョトンと見つめるヨギ坊。

黒目は両面テープで貼っただけなので、自由に視線を変えることもできる。

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ヨギ坊「ねぇねぇ、なにしてるの〜?」
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新しい家族が増えました。

新しい生き物がうちのリビングで爆誕してしまった。

もっといろんな形の目を試そうと思っていたけど、もうこれ以上の正解はないな!と満足して、ずっとこのままの状態で今も暮らしている。朝起きてリビングに行くと目が合う。

みんなのおうちにいる、他の色や形のヨギボーにも、いろんな表情がついたら楽しいだろうなと思う。

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