特集 2023年5月17日

埼玉県八潮市に誕生した「八潮スタン ハラール屋台村」の楽しみ方

楽しいぞ、ハラール屋台村

勝手な勘違いで妄想していた「一人当たりの料金 3500円」のお任せハラール料理が幻に終わってしょんぼりしていたけれど、友人とアスリさんのおかげで、それ以上の楽しみ方を発見できた。

やっぱりまたハラール屋台村に来てよかった。

062.jpg
働き者のアスリさんが「鉄板熱いので気をつけてください」と運んできてくれた。
063.jpg
タッチパネルで注文したとは思えない本格的な料理。もちろんうまい。
064.jpg
ピザのように切られたカシミーリナン。
065.jpg
ナッツのコクとドライフルーツの甘さがあるので単体で十分うまい。味の濃い料理と合わせるならロティが正解だったかな。あと二人くらいいれば、もっといろいろ頼めるのだが。
066.jpg
カシミーリナンの中身をどうぞ。
067.jpg
サモサチャートは砕かれた状態で出てきてびっくり。重なり合う味と歯ごたえが華やかで、数人で摘まむのにちょうどよいメニュー。お酒が欲しくなるけれどハラールなので当然売っていない。
068.jpg
レタスのはみだし具合がうれしいチャプリバーガー。肉はビーフとのこと。
069.jpg
カリっと焼かれたチャプリ・カバーブ、たっぷりの野菜、厚みのあるパンという組み合わせ。パキスタンにハンバーガーのイメージが全くなかったけどおいしい。
070.jpg
ハラール屋台村、楽しい!
071.jpg
せっかくだからデザートも注文しましょうか。
072.jpg
緑色の「すあま」みたいなカジュ・パティサを注文。
073.jpg
ちょっと調べたらカジュはカシューナッツ、パティサはひよこ豆の粉とギーと砂糖を練ってカルダモンで香り付けしたものらしい。これがそうだとは限らないけど。
074.jpg
ねっちょりしているかと思いきやジャリジャリの食感で驚いた。黒いのはあんこではなく黒糖のようだ。
075.jpg
友人はラスマライをセレクト。「ラス」は「ジューシーな」、「マライ」は「クリーム」だとか。
076.jpg
たっぷりのクリームと一緒に食べるようだ。
077.jpg
二つ入りなので一つもらった。フカフカしたスポンジ状のチーズみたいな知らない食感がおもしろい。クリームはカルダモンが効いていて、そこまで甘くない。

ごちそうさまでした。

お酒を飲まない食事会もいいなと最近になって思うようになってきた。


八潮スタンのハラール屋台村は、ハラール料理を食べたことがない人をやさしく受け入れつつ、その道のマニアをも喜ばせる奥行きのある店のようだ。

訪れたお店が楽しいかどうかは、注文の仕方や料理の理解度によって大きく左右されるということがよく分かった。こちらの度量次第であり、ランチでビリヤニを一回食べただけだったら、ここの魅力を半分も理解できなかっただろう。

だが私はまだまだこの店のすべてを堪能しきれていない。アスリさんが作るマレーシア料理や自家製麺のハラールラーメンを食べていないし、いつかマトンカラヒも頼まなくては。パキスタンの料理やスウィーツに興味のある同好の士を6人くらい集めたら、すごく楽しい会ができそうだ。

同人誌「伊勢うどんってなんですか?」発売のお知らせ

なにやら麺が太くて柔らかくて汁が黒い、不思議なうどんの謎に迫る同人誌「伊勢うどんってなんですか?」を作りました。初売りは5/21(日)の文学フリマです。伊勢うどんが食べられるイベントや、スズキナオさんとのトークショー(大阪)もあるよ。詳しい情報はこちらからどうぞ! https://www.seimen.club/entry/iseudon

078.jpg
突然の伊勢うどんで恐縮です。
<もどる ▽デイリーポータルZトップへ

banner.jpg

 

デイリーポータルZのTwitterをフォローすると、あなたのタイムラインに「役には立たないけどなんかいい情報」がとどきます!

→→→  ←←←

 

デイリーポータルZは、Amazonアソシエイト・プログラムに参加しています。

デイリーポータルZを

 

バックナンバー

バックナンバー

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ