新春 短い記事まつり2022 2022年1月2日

山田うどんのそばが生タイプになった

意外とおいしいよ!

埼玉県所沢市に本社を構える山田食品産業の「ファミリー食堂山田うどん食堂」、通称山田うどん。

一部の埼玉県民は、さぬきうどん系とは異なる魅力を持つ山田のうどんこそがソウルフードなんだよと、熱くではなくぬるく語る。

そんな山田うどんだが、看板のうどんはゆでうどんのままに、そばだけが生タイプになったそうなので食べてきた。

趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー)

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山田うどん食堂が山田そば食堂になっていた

ファミリー食堂山田うどん食堂である。

食堂という単語が二つ並んだ、赤いカカシがトレードマークの店へとやってきた。

久しぶりに来た山田うどんは記憶よりも黄色かった。

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埼玉県民以外はピンと来ないだろう記事ですみません。

入口の横に、どーんと生そばの告知がされていた。

「茹」から「生」になって品質UPしたらしい。

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全力で生そば押し。

「うどんは茹でのままでいいんですか?」と心の中で問いかける。

「ここは山田うどんじゃなくて山田そばなんですか?」と声に出そうになった。

よく見たら私への答えが書かれていた。

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「山田そば食堂」って書いちゃってるし。

一種の冗談だとは思うけど、山田そば食堂だと自ら名乗るくらいの自信があるらしい。

山田食品産業はそば部門とうどん部門が別部署で、仲が悪かったらおもしろいなと思った。

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生そば、おいしかった

入店してメニューを見ると、表紙からバーンと生そば押しだった。

天下一品のあっさり、大勝軒の中華そばみたいな立ち位置ではない。山田うどんのそばは、もはや堂々の看板メニューである。

「じゃない方麺類(じゃない方芸人みたいな)」じゃないのだ。

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完全にそば屋だ。

メニューを開いて確認すると、茹でうどんも生そばも値段は一緒のようだ。最安のたぬきうどん・そばは280円(冷は+20円)。安い。

せっかくなのでお品書きのトップに記載された看板中の看板、790円の「3種盛り大えび天ざるうどん・そば」を注文。

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「うどん・そば」と書きつつも写真は100%そば押しだ。

注文してすぐに料理がやってきた。

たっぷりの大根おろしがうれしい。

天ぷらはエビ、マイタケ、イカである。ナイスセレクト。

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漆黒のつゆとたっぷりの大根おろしが頼もしい。

これが山田うどんの生そばか。

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ざるそば単品だと300円。

生そばといっても生ではない。正確には生そばを店で茹でたもの。

これまでは工場で茹でたそばを、店でもう一度茹でていたのだ。

この説明必要ですかね。

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いただきます。

あ、おいしい。

ちゃんとしたそばだ。

つるつるのしこしこ。

以前に比べてすごくおいしくなっている!といいたいところだが、そもそも山田うどんでそばを食べるのは人生初。だいたいパンチ(もつ煮込み)定食とか、かつカレーを食べているので。

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おいしい!

そりゃ「山田そば食堂」って書きたくなるよなと思った。

いっそ「蕎麦処 山田」にしたいのでは。

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年末に訪れたので年越しそばの予約をしていた。ここにも堂々と山田そば食堂と書かれているな。

そば業界に詳しくないけど、山田うどんのざるそばは300円で食べられるそばの最高峰なのでは。今後うどんはどうなるのだろう。

このそばは自社工場で三十年、そば作りに精通した職人が精魂込めて作り上げているらしい。今度インタビューをしてみたいなと思った。

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