特集 2020年12月16日

銭湯の重油ボイラーで芋やリンゴやファミチキを焼いてみる

銭湯にはお湯を沸かすためのボイラーが備え付けられている。以前、銭湯を取材してボイラーを見せてもらった際、店主がこんなことを言っていた。

「ここで焼き芋が焼けるんですよ」。一瞬、耳を疑ったが、確かにそう言っていたのだ。銭湯のボイラーで焼き芋が焼けるのか。本当か。本当ならば焼いてみたい。

さらに、焼き芋が焼けるのであれば、もっと色々な食べ物を焼かせてもらいたいではないか。大阪の銭湯「千鳥温泉」に協力してもらい、芋やリンゴやファミチキなど5種類の食べ物を焼いてみた。

※編集部より
この記事は連載形式の「小出し記事」を1本にまとめたものです。

大阪在住のフリーライター。酒場めぐりと平日昼間の散歩が趣味。1,000円以内で楽しめることはだいたい大好きです。テクノラップバンド「チミドロ」のリーダーとしても活動しています。(動画インタビュー)

前の記事:銭湯の重油ボイラーで芋やリンゴやファミチキを焼いてみる


これが銭湯のボイラーだ!

銭湯の鏡に広告を出した話」の記事で取材させてもらって以来、大阪市此花区・千鳥橋の「千鳥温泉」には何度となくお世話になっている。

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2020年11月現在も私の本の鏡広告を置いていただいております

店主の桂秀明さんは脱サラしていきなり銭湯業界に飛び込んだ方で、前述の鏡広告のようなアイデアだけでなく、銭湯内でのライブイベントを企画したり、演劇を上演したりと柔軟な姿勢で銭湯を盛り上げようとがんばっている。

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こちらが桂秀明さん。「怖い感じに写さないでくださいね」とのこと

その桂さんに千鳥温泉のボイラー室を案内してもらったことがある。大きな窯が鎮座し、周りには計器類があれこれと設置されており、私たちが「いい湯だなー」と浸かっている温かいお湯はこのような場所で生まれているのだなと思った。

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これが千鳥温泉のボイラー室だ

千鳥温泉のボイラーは重油を燃料にするタイプ(他に薪を使うもの、ガスを使うものなどがある)。窯の内部を説明してもらった際、桂さんが「ここがめっちゃ高温になるんで、焼き芋も焼けるんですよ」と言っていた。銭湯の重油式ボイラーで焼き芋……その際は深く考えずに「へー!」と驚いただけだったが、なんだか意外な取り合わせだったので記憶に残っていた。

今回、そのことをふと思い出し、桂さんのご協力のもと、ボイラーで焼き芋を焼かせてもらえることになった。さらに、芋だけでなく他の食材も焼かせてもらうことにした。

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サツマイモ、ファミチキ、リンゴ、玉子、幕の内弁当の5品

さあ、早速焼いていこう!

いや、その前に窯の掃除をする必要がある!

あれこれ焼かせてもらう前に、まず窯の内部を掃除する必要がある。毎日稼働して銭湯のお湯を温めているボイラー、使用するたびに窯の中には煤がたまっていくため、定期的にそれを取り除いていかないと熱の伝導効率が落ちてしまうのだという。

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この下の部分が重油噴射式のバーナーだ

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分厚い蓋の部分から重油が噴射され、そこに火がついてボウボウと燃える

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熱された空気が上部の管を通り、タンクのお湯を温める仕組み

ここ最近、桂さんは忙しくてしばらく掃除ができていなかったそうなので、だいぶ煤がたまっているはずとのこと。長い柄のついたブラシやホウキやチリトリでガシガシと落としていく必要がある。

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これらの道具を駆使して窯の内部を掃除する

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桂さんがホウキでちょっとかき落としてみただけで

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どっさり煤が積もるほどである

芋を焼かせてもらう以上、私も手伝わせていただく

「じゃあ、手伝ってもらえますか!煤がすごいんで、上はTシャツ、下はパンツだけになった方がいいですよ」と桂さんが言う。お、おう。

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焼き芋のためだ!やるしかねえ!

長い柄のついたブラシで穴の中にたまった煤をこすり落とす。なかなかしんどい作業である。あたりに煤がもうもうと舞い上がる。

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ヒーター部分もなかなかに手ごわそうだ

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おりゃー!腰が痛いけどやるしかねえ!

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こびりついて層になった煤はトンカチと平バールを使って砕いていく

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窯の後ろ側からも大量の煤が出てくる

窯で温められた空気は最終的に煙突をのぼって抜けていく。桂さんが「ここが煙突の根元なんですよ」と指差した。

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銭湯の煙突の根元、初めて見た

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見上げたその先に煙突が伸びている。これはいいものを見た

桂さんに教えていただきながら、1時間ほど掃除をがんばった。よし、これでようやく芋だのリンゴだのが焼けるところまで来たぞ!

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焼きたい食材をボイラーに並べていく

いよいよ実際に食材を焼いていこうと思う。

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今回用意した食材。どれも美味しく焼き上がってくれることを祈る

用意したもののうち、サツマイモ、リンゴ、玉子を濡らした新聞紙で包み、さらにその外側をアルミホイルでしっかりと包む。

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普通に焼き芋を焼くのと変わらないやり方である

ファミチキをじかに新聞紙で巻くのは気が引けたので、直接アルミホイルで巻くことにした。

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これでいいのかはわからない。

コンビニ弁当については、この日のために購入したダッチオーブンに中身を詰め替えて焼くことにする。ダッチオーブンは分厚い金属製の鍋で、キャンプやバーベキューなどで使用されるもの。これで煮ものを作ったりすると食材にじっくりしっかりと火が通って美味しいのだそうだ。

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初めての使い方がこんなことになってしまったが

鋼鉄のお弁当箱だと思うことにしてこのまま食べてしまいたいが、もっと美味しくなることを信じて蓋を閉めた。

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これでようやく用意が整った

先ほど掃除をしたボイラーに焼きたい食材を並べていく。

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不安と期待が入り混じる
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ついに扉が閉じられた

いよいよ重油式バーナーに火がつく

「ほな、いきますよー」と桂さんが重油式のバーナーの作動ボタンを押す。

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もう後戻りはできない

すると轟音が鳴り響き、バーナーの炎が床を赤く照らし始めた。

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近づくだけで熱気がもうもうと伝わってくる

これは……どう見てもとんでもない高熱なんじゃないか。火加減どうこうなど関係なく、全部一瞬で真っ黒焦げになってしまうんじゃないだろうか。

本当に今さらだが、そもそもボイラーで焼き芋を焼くなんて、こんなことをして大丈夫なんだろうか。聞いてみたところ、桂さんはこれまでに何度か実際にこうして焼き芋を作っているんだという。


桂さんはこの銭湯を以前の店主から引き継ぐ形で経営しているのだが、前の店主からボイラーの説明を受けた際、「ここで焼き芋は焼けますかね」とたずねたそうである。すると相手は一瞬ポカーンとして「まあ……焼けるんちゃう?」というような返事をしたそう。

ボイラーの説明を受け、真っ先に焼き芋が焼けるかどうかを質問するなんて、桂さんも改めて変な人である。

とにかく、そうして実際に焼き芋を焼いてみた桂さんだったが、結果、本当に美味しく焼けたんだそう。ただ、どれぐらいの時間をかければちょうどいい焼き具合になるかなどといったノウハウは一切なく、毎回なんとなくの勘でやっているらしい。よって、今回がうまくいく保障もまったくないとのことだ。

という感じなので、自宅に重油式ボイラーがあるという方もあまりマネしないでいただけるとありがたい。あくまで桂さんの経験則あってのこの企画なのである。

炎の赤い光に見とれていると、桂さんが私を外に手招きした。「ほら、見えますか?煙突の先から煙があがってますよ」と。見上げると確かに煙突の先端から薄く黒い煙が空に流れていくのが見えた。

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写真には映らないぐらいのうっすらした煙だった

以前、親戚の葬式で感じたような、なんともいえない思いが私の胸に去来した。いやしかし、本当に上手に焼けるんだろうか。大丈夫か!?

焼き上がりまでの間、銭湯の湯が温まる仕組みを教わる

ボイラーに火が入って食材を並べた部分もかなり高温になっているはずだが、一体どれぐらいの時間をかければちょうどいい焼き具合になるのかはまったくわからない。

桂さんは「そこはスズキさんの判断にお任せしますわ」と言う。こんなに難しい判断を任されたことがあったろうか……。根拠も何もないが、なんとなく「30分ぐらいしたら開けてみましょうか」ということに。

その間、ボイラーで加熱されたお湯が浴場内にどのように循環していくかを教わった。千鳥温泉には浴室中央にある熱めのお湯が張られた湯舟の他に、ぬる湯、水風呂などいくつか浴槽があり、それぞれのお湯(水)は混ざらずに独立している必要があるため、パイプの構造もその分だけ複雑になる。

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たとえば、このボイラーで加熱されたお湯は
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このパイプを通って、男湯、女湯の浴槽へと運ばれるそうだ

温かいお湯がもわもわっと湧いてくるパイプということで、「男ワキワキ」「女ワキワキ」と書いて識別しているそう。

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「男ワキワキ」なんとも可愛らしい語感である

お湯を加熱するパイプとは別に、それぞれの湯舟のお湯(水)を吸い上げ、ろ過機に通して清潔に保つためのものもある。ろ過機に投入するための薬剤を準備する桂さんの姿を脇で眺めながら「銭湯の仕事って大変なんだな……」と素朴過ぎることを思う。当然のことだが、番台に座っているだけなんかじゃないのだ。

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「こういうことを毎日せんとあかんのです」と桂さん

30分が経ち、ついに扉を開ける時が来た

「そろそろちゃいますか?」と桂さんが言う。ボイラー内の湯温を示す温度計を見ると、いつの間にか80度近い高温となっている。

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千鳥温泉ではここでの温度を85度ほどにキープしているという

本来なら一度点火したボイラーは営業終了時間近くまで自動で運転を続ける。お湯の温度がある程度に達したら自動で火が消え、冷めてくるとまた着火される仕組みだ。しかし今回は焼き上がった食材を取り出すために一度ボイラーをオフにしなければならない。桂さん、こんなことに付き合わせてしまってすみません。

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いよいよ扉が開かれる!中の食材はどうなっているのか

桂さんがボイラー上部の扉を開くと、そこには30分前に置いた通りの銀紙が見えた。

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「跡形も無くなっている」とかじゃなくてホッとする

まずはサツマイモを包んだ銀紙を取り出してみる。軍手を通しても伝わってくる熱さ。中はどんなことになっているやら。

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中身はどうなっているかな

銀紙を剥いてみると……いい感じに焼けているではないか!手で軽く力を入れただけでサツマイモがパカッと2つに割れた。

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あれ、これかなりいいんじゃないの!?
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桂さんが自分用にと入れたサツマイモもいい焼き具合
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芋がうまく焼けて嬉しそうな桂さん

私の方は少しだけ芯が残っていて、あと5分ぐらい焼きを入れてもよかったかなと思う感じではあったが、しっかりホクホクして美味しい焼き芋ができていた。

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ボイラー焼き芋、成功!
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芋は焼けた。ファミチキはどうだ?

こうなってくると他の食材にも期待が高まる。上手に焼けているんじゃないだろうか。銀紙で包んだファミチキを開封してみよう。

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この中にファミチキが入っているはずなんだが……
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カリッカリになってでてきた

ファミチキは四隅がちょっと焦げてカリカリ状態。水で濡らしたキッチンペーパーで包んだ方がよかったかな。しかしギリギリのところで衣の中のジューシーさは失われておらず、ザクザク食感がやけに強めの唐揚げと聞けばそう思えそうなレベル。

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衣がクリスピーな食感に

桂さんが「これ、30分というのがギリギリやったかもしれないですね。もう少しやり過ぎてたら真っ黒やったんやないですか」と言う。確かに、30分が絶妙なラインだったかもしれない。

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ボイラーファミチキをかじる自分をセルフタイマーで撮ったら化け物だった

ボイラー熱を利用した「銭湯たまご」は可能か

芋がふっくらと焼け、ファミチキがカリカリ食感になった。今回、ボイラーで焼くなら何がいいだろうと事前に考えた時、「玉子」が思い浮かんだ。しかし、一回やめた。ボイラーの高温で玉子がどうなるのかは未知数だが、なんとなく「爆発しそう」という感じがするのだ。

だが、もし成功すれば「温泉たまご」じゃなくて「銭湯たまご」ができあがることになる。「銭湯たまご」という、耳に馴染む割に聞いたことのない言葉の魅力には抗いがたく、千鳥温泉・桂さんに「もしボイラーを汚したら掃除をがんばりますので!」と前置きした上でやっぱり焼かせてもらうことに。

焼き芋同様、玉子を濡らした新聞紙で包み、その上をさらにアルミホイルを巻きつける。銀色の球ができあがった。

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とにかく爆発だけはしないでくれ!と祈りつつ包む

他の食材と同様にボイラーに30分火を入れて取り出した。アルミホイルを剥いていくと焦げた新聞紙が現れた。

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大丈夫か!?燃え尽きてないだろうか

不安を覚えながら新聞紙をよけていくと、しっかりと形を保った玉子が出てきた。

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よかった!とりあえずちゃんと玉子の形だ

殻がパリパリでアツアツで、白身に張りついてしまっていて剥くのが難しい。慎重に剥いたつもりでもポロポロと白身が欠けてしまう。

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つるんと綺麗に剥くのは困難だ

しかしまあ、食べるのは自分だし、いいか!とにかくなんとか「銭湯たまご」ができあがったぞ。

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食べられる形に留まってくれてありがとうな

ハードボイルドなゆで卵が好きな私にとっては好みの食感である。普通に作るものと味わいがどう違うかといえば、まあだいたい同じだけど、これが重厚な作りのボイラーの中から出てきたと思うと愛しく思える。

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銭湯たまごと私

ボイラー焼きリンゴは大成功 

リンゴも焼いた。こっちはうまくいっただろうか。これも焼き芋式で、濡れた新聞紙で包んだものにアルミホイルを巻きつけてボイラー内に置いておいただけである。

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この中にリンゴが入っています

開封してみるとリンゴの皮は熱でしおしおになっている。

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びっくりする見た目。メッセージ性の強いアルバムのジャケットみたいな

スプーンでそのまま中身をすくえるほどに柔らかくなっている。

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こんな風にしてリンゴを食べるのは初めてだ

スプーンですくいとって食べてみると、これが絶品。ノートに「あったかいアイスみたい」とメモを取り、我ながら素朴過ぎる表現だと思ったが、どうしてもそんな風に言いたくなる。ジェラートのような食感で、甘みと酸味のバランスも絶妙である。

桂さんにも味わってもらったのだが「あ、これは美味しいですね!」と高評価。「シナモンふりかけたらいいスイーツになりますわ」とのこと。もし千鳥温泉の前に「ボイラー軒」という屋台を出すとしたら、締めの一品としてこの「ボイラー焼きリンゴ」が名物になるだろう。

ボイラーの熱で焼いたものを提供する幻の屋台が「ボイラー軒」で、「銭湯たまご」も出すし、ボイラーの熱でどうにか日本酒をお燗にできないか……と、妄想しているうちに忘れそうになったが、ダッチオーブンに詰めて焼いたコンビニ弁当が残っていたんだった。

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ダッチオーブンに詰め込んで焼いたコンビニ弁当

さて最後の一品、コンビニ弁当の中身はどうなっているだろうか。この日のために購入したダッチオーブンに詰め込んでボイラー内に設置した。

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これが焼く前の状態である

ボイラーの扉を閉める際は黒くツヤツヤと光っていたダッチオーブンだったが、30分の加熱後には煤がうっすら降り積もって年季を感じる風合いに。

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ピカピカの新品だったのだが
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ずいぶん使い込まれた雰囲気になって出てきた

タイムマシーンのようだ。たしかに30分間だったはずなのに、扉の向こうでは一年ぐらい経っていたような。

軍手を一枚装着しただけでは到底持てない熱さ。とんでもないほっかほか弁当である。タオルでくるむようにして慎重に運び、蓋を開けてみた。

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焦げてる……

これはちょっと焼きが入り過ぎたようだ。特に上面の方に強い熱が加わったようで、どのおかずの表面もカリッカリになっている。

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こんなエビフライ見たことない

ちなみにこんな見た目ではあるが、食べてみると中身はホクホクでちゃんと美味しい。焼き魚なんか、皮がパリッとして香ばしくてなかなかによかった。

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燻製したかのように香ばしかった焼き魚

おかずの下のご飯は絶妙の加減のおこげになっていて美味しい。

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こうしようと思ってもなかなかできないぐらい美味なおこげ

もし「ボイラー軒」を始めるとしたら

こうして色々焼いてみると、ボイラーの火の入り方の特徴がわかってくる。かなりの高温がすべての方向から一気に加わるような焼き方になるのだと思う。じっくりじわじわと時間をかけて加熱していく低温調理の逆。外側をカリッとさせて中をジューシーに保つような料理に向いているのかもしれない。

そう考えた時、なんとなく「北京ダック」という言葉が頭をよぎった。「ボイラー軒」のメイン料理として出せるんじゃないだろうか。いやしかし、火加減のコントロールが難しく毎回がギャンブルのようなボイラーでの焼きに高級食材を使うのはリスクが高すぎるな。

そんなことを考えながら「焼きコンビニ弁当」を食べている私を横目に桂さんはカップ麺をサッと食べて昼休みを終え、数時間後に開店する千鳥温泉の準備作業を始めている。

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ひとときも休むことなく働き続けている桂さん

芋を焼き、銭湯たまごを作り、コンビニ弁当を焦がしたあのボイラーが今日も千鳥温泉のお湯を無事アツアツにしてくれた。

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湯舟のお湯もちょうどいい具合に温まったようだ

桂さんは「営業日はいつでもボイラーを動かすんで、また焼きたいものがあったら持ってきてください」と言ってくれた。

北京ダックは無理でも、夢の屋台「ボイラー軒」のメニューを少しずつ充実させていきたいと思う。もっと無難にとうもろこしを焼いたり、ジャガバターを作ったりもしてみたいし。

そんなことを思いながら開店直前の千鳥温泉を後にした。これからお風呂に入りに来る人たちに「その熱で芋が美味しく焼けたんですよ!」と伝えてまわりたくなるような、不思議な気持ちが沸き起こってくるのだった。

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