動物の本当の色を確かめる
動物園に来るのは何年ぶりだろう? どっちみち一人で来るのは初めてだ。コミュニケーションをとる人間が相手にいないので心おきなく動物との交流できそうだ。
生まれたままの色彩、早速チェックしていきたい。
バク #330000(■)
サイ #666666(■)
カバ #333333(■)
別のカバ #996666(■)
ドール #CC6633(■)
プレーリードッグ #999999(■)
言ってしまえば非アイドル路線の動物たちも、色で呼んでみたら愛着が沸いてきた。ドールなんてイヌみたいで見ていてそんなにありがたみは無いものの(実際イヌ科)、
「へえ #CC6633(■)とは、結構いい色だねえ」
などと思えてくる。
ピンクフラミンゴに至っては驚喜の存在だ。#FF99CC(■)なんて動物の色としては快挙だろう。
でかした #FF99CC(■)
デフォルメされたイメージが頭に染みついている動物はどうだろう。絵本「カラスのパン屋さん」の影響でカラスのくちばしは黄色だと長年勘違いしていた私だ。これを機会に、頭に描かれた森の動物さん達のイメージを正しいものに修正しておきたい。
現実世界のカラスのくちばしは#666666(■)
大人として想像と現実のギャップを把握する。まずは白と黒から織りなされている動物たちから確かめてみた。
絵とは違うけどやっぱりかわいい
#000000(■) × #CCCC99(■)
有無を言わさぬおめでた感
#333333(■) × #CCFFFF(■)
こっち向いてくれなかった
#000000(■) × #CC9999(■)
寒い日だったので元気そう
#333333(■) × #999999(■)
やっぱり真っ黒#000000(■)×真っ白#ffffff(■)という訳にはいかないようだ。というか、この方法で呼ぶと、同じ種類の動物でも一頭一頭違う。
色を介して動物の個性に触れた思いだ。人間一人一人がまったく違うように、動物にだって個性がある。期せずして、日めくりカレンダーの標語みたいな事実に直面。
さらに動物の理想と現実のミゾを埋める作業は続く。
干支として
体 #663333(■)
顔 #FF6666(■)
緑的な気力もなさげですが、ワニ
#669999(■)
茶色の動物として有名だが
#000000(■)
ブチは丸くない
#666633(■)
耳の中の色、わりとイメージ通り
#FFCCCC(■)
しろくま…
#FFFF66(■)
イラストで描くような色そのままの動物はやっぱりそうそういるもんじゃないということが分かった。そりゃあ現実の熊が全部テディベアみたいだったらそっちの方が怖い。それはいいとして、気になったのは白熊だ。
今回写真にとった白熊は「シロクマ」として頭の中にインプットされているものとほとんどイコールだった。イコールだったにもかかわらず、その実際の色は白ではなかった。
私の頭の中には“白い熊”として、“クリーム色の熊”が記憶されていたのだ。左脳的イメージの強力さを思い知った。不幸中の幸いか、白熊自身は今の冬一番の寒さのせいか元気いっぱいでした。よかった。
動物の色はお腹いっぱい調べることができた。 何十年ぶりかに動物園に来たような者に次々と皮の色を叫ばれ、気を悪くした動物もいたかもしれない。
罪滅ぼしに、自分の色もチェックしてみることにした。
自分を知らずしてこの調査は終われない。色の名前調べ、最終段階へ突入です。
動物園で食べたおでん
たまご #FFFF99(■)
あつあげ #FF6600(■)
ごぼう巻き #993300(■)
大根 #CCCC99(■)
こんにゃく #CCCCCC(■)