6月の気温は、普通
林:
まず 6月を振り返りたいんですけど、2022年の6月は40℃超えたりしましたが、今年はそこまで暑くならなかったですね。
増田:
そうですね。
林:
これ東京ですけど、一番暑かったのが34℃までいかない。6月24日に。この日に佐野で36.8℃が出て、それが6月の最高気温でしたね。
梅雨入りが21日だから梅雨入りしてからが暑かった。
林:
6月はすごかったですね、みたいなことはなく。
増田:
ですね。
西村:
まあ。
林:
盛り上がりにかける。
西村:
普通。
林:
これが普通なんですよね。毎年40℃超えみたいなのが起きてるから感覚が麻痺しちゃっているんですけど。これでいいんです!
増田:
普通でがっかりするというのがやっぱりおかしいんですよ。
西村:
よくない。
増田:
毎月毎月、毎年毎年、何かが起こっているので、起こっている刺激に慣れすぎちゃってる。
林:
よくないですね。
増田:
何もないのがそれが一番いいですからね。
林:
THE 虎舞竜みたいな。
西村:
なんでもないようなことが~
小林:
ロード。
西村:
幸せだったと思う~
増田:
それ今度テレビで使おう。普通ですねってときに。
西村:
雨も普通で
増田:
雨は多かったんですよ。東京、梅雨に入ったのが6月21日ですよね。だからいつもより半月梅雨入りが遅れたのに、6月の雨量は平年の倍以上降っているんですよ。
西村:
ちょっとはなにかあるんですね。やっぱ。
増田:
これ見ると雨の日数自体は全然多くないんですよ。棒グラフのほうですよね。
林:
月の降水日数は…
増田:
9日だったかな。9日しか降ってないのに平年の倍以上降ってるって不穏な空気。
林:
これは1日あたりがたくさん降ってる、
増田:
っていうことになりますね。
林:
18日は100mmちかく
増田:
6月の平年で東京は1ヶ月で167.8mm。意外と多くないんですよね。なぜかというと、梅雨前半の関東はしとしと降るのが通常のパターンなんで。そんなに雨量自体は多くない。なのに、この降り方を見るとしとしとじゃないですよね。
林:
関東の梅雨はしとしと、関西は激しく降るという話をこれまでなんどか聞きましたが、
今年の関東の梅雨はしとしとじゃなかったですよね。
増田:
西の降り方が東に広がってきていると考えるのか。それとも梅雨後半の降り方が6月に侵食してきていると考えるのか。
西村:
18日とか家の中でずっと仕事していたらそんなに降ったっていうイメージがないから。結局6月あんまり降ってないなって思っちゃった。
増田:
確かにたった9日しか降ってなくて、たくさん降った日に家の中にいた人は降ってないって思うかもしれない。
西村:
降ってても気にならない。降ってるな~ぐらい。
増田:
こうやって集中的にダーッて降るっていうのが6月から現れ始めていると、7月のほうが豪雨とか梅雨末期の大雨の季節だったりするので、ちょっと心配なところではあったりします。
梅雨関係なく降ってる
林:
梅雨入りが遅れたから取り戻すように降っているということですか。
増田:
梅雨関係なく降ってるんじゃないかな。梅雨に入る前って上旬も降るときは降っているんですよね。18日も梅雨入り前ですもんね。
西村:
梅雨の降り方じゃねーな。
林:
梅雨関係なく降ってる?
増田:
もともと梅雨の境目決めるのが大変なんですけど、梅雨に入る境目、出る境目がもっと滲んでしまってよくわからないなみたいな。グラデーション期間がもっと長くなってるのかもしれないですね。
林:
今年はそういう梅雨だっていう。
増田:
気象庁の人もよけいに大変になってくると思います
林:
ウェザーマップさんの天気予報を見ると、これからもあんまり雨のマークがついてないですよね。(この対談をした7月3日時点の天気予報を見て)
増田:
そうですね。
注:最新の天気予報はこちら
林:
でも雲は雨が降る可能性のあるグレーの雲。
増田:
ウエザーマップの予報だと黒雲は雨の可能性があるということで、そこは今の時期の読み取り方としては予報がグレーなんだなと思っていただいていいです。
コンピュータもちょっと迷っていて、晴れとか雨とかいろいろな何パターンも予測したものをギュッとしているので、バラバラでギュッとしたらグレーになったんだなと見てもらったほうが。
林:
いろんな色を混ぜたらグレーだった。
増田:
梅雨明けが近いタイミングはそういうグレー色の予報が増える。そこはご勘弁ください。その流れで梅雨明けしていくと。
林:
梅雨明けの話をすると。
増田:
そのうち明けますよ。
西村:
まあ、そうっすけど。
増田:
今日(7/3)暑くて明日木曜日(7/4)も東京も34℃とか。35℃近くまでいきますし。関東の内陸、群馬とか38℃とかそういう暑さになって。これ梅雨明けじゃないっていう声が絶対に出てくると思います。
注:天気と一緒に世間の声も予想する増田さん
西村:
この感じ見たら梅雨明けかな〜って言っちゃいますよね。
増田:
でも、来週必ずやっぱり梅雨明けじゃなかったねってタイミングがやってくる。
西村:
雷のマーク付いてますね。
増田:
3日から4日は夏の高気圧が一旦強まって夏感がすごく出るんですけど、来週の8、9、10、11あたりは夏の高気圧が縮こまる。これは梅雨明け無理だよね。これだけ照ったり急に雨が降ってきたり曇ったりだとすっきりしない。これは梅雨明けまだできないねっていう声が街にあふれると思います。
小林:
街にあふれる。
林:
信頼度Eが多いですね。
増田:
なのでグレーなんです。コンピュータもバラバラなんです。
この時期の天気が一番分かりにくい
西村:
雨の予報は難しいって話ですよね。
林:
湿気が日本の上にずっといて、どうなるか分からない。
増田:
まさにそのとおりです。
梅雨前半みたいに湿気が集中してたら雨だな、曇りだなってわかる。一方で梅雨明けした後に真夏になったら高気圧に覆われて空の湿気も薄くなる、晴れやすくなるのでわかりやすい。
この湿気だけなんとなくあって、どっちに転ぶの?っていうのがわかりにくい。1年で一番わかりにくいときじゃないですか。
林:
12日だけ雨じゃない。グレーじゃない雲なんですね。
注:この対談をした7月3日の予報ではそうなっていました
増田:
12日は厳しいですけど、個人的な感触としては13日以降だんだん梅雨明けの可能性が出てくるとみています。
西村:
連休ですしね。
増田:
連休いいじゃないですか!そのへんでぱーっと梅雨明け感を出していくのが。
12日ぐらいまでは夏の高気圧はしぼんでいるのが、そのへんからは夏の高気圧が膨らんでいくタイミングになるので。次に膨らめば梅雨明け。早ければ三連休ぐらい。遅くても15の週のどこかには明けるんじゃないかな。