特集 2026年2月5日

割り勘の時のお金のやり取りムズすぎ問題

割り勘の時の釣り銭の計算は、難しい。

「1人3500円です〜」
「わたし5000円しか持ってない」
「ぼくは細かいのが無くて…」
「じゃあわたしが◯◯円渡すから、△△円ください!」

こういう会話、いまだに意味わかってないです。
いい加減わかりたい。腹を括って、理解への門を叩きます。

社会人。体育が嫌い。大人になった今でも大抵の物事を「体育よりマシか、否か」で判断している。(ライターWiki

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「細かいのあります」って言いたい

まず前提として、わたしは算数も数学も苦手だ。単純な割り算の暗算すら危うく、ましてやこの「人によって手持ちの金種が違う」ケースなんて最早何がわからないのかわからないレベル。

ただ、幸いなことに、飲み会には必ず1人は計算理解(わか)りし者がいる。ありがたい限りだ。そういう人が中心になって社会を回しているのだろう。我々計算NG勢は黙ってその人の指示に従って支払うのみである。

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割り勘のやりとりを主導してくれる人は輝いている

また、この時、我々はあたかも『なるほどですね〜』という雰囲気で高度な計算のやり取りにうなずいているが、無論、その実1ミリも理解はしていない。1000円くらいぼられても全く気付かないだろう。

しかし、わたしにも『わからないことをわかりたい』という欲が少しばかりある。このまま割り勘計算の時に黙って財布を構えてうなずくだけの人生から卒業したいのだ。「わたし細かいの持ってるんで〇〇さんに△△円渡します〜」とか言ってみたい。言わせてくれ。

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PayPayがあるね

友人の加藤を呼び出し、教えを賜ることにした。加藤は、幾度となく一緒に外食をし、その度にわたしに割り勘の徴収額の指示を与えてくれた人である。

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加藤・・・筆者の10年来の友人。恵方巻が好き。

佐伯:まず、割り勘の時の徴収額の計算って誰かに習った?

加藤:習わないよ。算数の計算でしょ。

佐伯:わたしはその算数がわからなくて…。

加藤:一番いいのって、自分が飲み会を主催することだと思う。そしたら自分が多く払ってOKなことが前提になるから、計算が適当で良くて簡単だよ。

佐伯:解決案が豪快すぎる。ほんとごめんだけど、実現性ない。

加藤:たしかに佐伯はしないだろうね。そもそも飲み会もそんなに行かないでしょ。

そう。わたしは飲み会にほとんど行かない。行かないならばわかる必要もないのだが、知りたいものは知りたいのだ。

加藤:あと最近はほとんどの人がPayPayでやりとりするから難しくなくない?

佐伯:わたしはPayPayは受け取りしか出来ないようにしてて…。

加藤:わー、そうだった。

みんながみんなPayPayをはじめとしたQRコード決済を利用しているわけではないのも厄介なところである。
「黙ってPayPayを使え」というのは簡単だ。しかし、果たしてそれで話しを終わらせていいのか?今一度心に問おう。

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言われてみれば?

ここからは本題である、計算方法の説明だ。
口頭のみではきっと理解できないので、加藤に紙とペンを渡す。

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「(例外はあれど)やっぱり最近の割り勘ってほぼPayPayだから…」ということで、現金払いの人・PayPay払いの人・現金&PayPay両方対応可能な人の3パターンがいる想定で考えることに。

まず、以下を前提とするとする。

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※全て最も大きい金種で所持していることとします

この場合、お金の流れはこうなる。

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※これは一例です。他のパターンもあります。

最初こそ前のめりで聞いていたものの、徐々に身体が退いていく。
なんとなくわかるような…?しかし、たぶんこれは簡単な例を話してくれているし、わかると言って良いのだろうか…?

他人は、これのもっと複雑なやつを、暗算で、しかも場合によっちゃ酩酊してる状態でやるのか。信じられない脳のつくりだ。未来を背負うべき人材と言える。

その後もさらに、「AがPayPayをやってなかったら?」「Cが集金した場合は?」などの質問をしたが、「その場でPayPay登録して受け取りだけできるようにしたらいい」「2件目で帳尻合わせよう」「みんなベロベロだから大体でよかったりするよ」などと言われた。

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そのような実務的な回答を交えつつ、加藤はこれ以上ないほど丁寧に説明してくれた。しかし、わたしの脳と心が追いつかなかったため、一旦この日はここまでの理解でOKということにした。

気を取り直してメニュータブレッドをいじっていると、加藤の夫が登場した。

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加藤夫・・・理系。勉強が得意。

加藤:いま佐伯に、割り勘の時の各々の支払い額の計算方法を教えてたんだけど、説明できる?

加藤夫:割り勘の…説明…?

佐伯:はい…。イマイチ飲み込めなくて…。

加藤夫:あ、でもたしかに、日本国外でいろんな国の人たちと食事をする場合は大変ですよね。国によってはクレジット主流だったり、為替の問題や文化の違いもあるから。シーンによって使える通貨も変わりますし。そういった時ぼくは~…

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全くレベルの違う話しをされ、たじろぐ筆者

この日の会計は、加藤からPayPayで合計の半額を送金され、わたしが現金で支払った。

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発想力よ!

後日、再び加藤と会うことになった。改めて計算について教えてもらおう。

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恵方巻のために2月1~3日まで休暇を取った加藤

事前に例題をひとつ用意した。今回は、100円単位の支払い&手持ちの場合を想定しよう。

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※全て最も大きい金種で所持していることとします

加藤:えーっと…とりあえず、所持金が合計金額以上の人がいたら、その人が集金して払う可能性を考えてみたら?

佐伯:その所持金って言うのは、現金でもPayPayでも?

加藤:それは状況によって…。でも、少なくともPayPayユーザーの方がアプリ上で金銭授受できるから良いよね。

佐伯:そっか。PayPay使ってない人に集金すると複雑になるか…。

加藤:この場合はCが集金するのがいいと思う。Cは自分の手持ちだけで会計全額払えるじゃん。となると、集金した現金は自分以外の人への釣銭のやりとりだけに全部使えるから、わかりやすくない?

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ッッカーーーー。なるほど。言われてみればそう。
わかるけど、わかるけども…!その発想出てこない…!!!

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わたしが理解できるように、一旦Cが現金で集金します(もちろん他の方法もあります!)

加藤:この場合、Eへのお釣り200円は、Dから直接渡していいね。結局CはDから受け取ったお金をEへ流すわけだから。

たしかに…。そういうやり取り見たことある。紐解くとそういうことなのか…。

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加藤:そしたら、CがPayPayで全額払います。

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加藤:いま、Cの手持ちのお金は、PayPay→3,500円・現金→21,600円になったね。

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加藤:で、Cの手持ちからAとBにお釣りを出すでしょ。

佐伯:DとEはもう清算し終わってるもんね。

加藤:AはPayPayが使えるから、1,700円送金しよう。Bは現金の人だから、徴収したお金から6,700円出そう。

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佐伯:そうすると…Bに払う100円玉が足りない?

加藤:うん。そうなっちゃったね。でもそういうこともあるよね。

佐伯:まあ店出てから自販機で崩せばいいか。

加藤:それアリならもっと初期段階で簡易的なやり取りにできるよ。

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でも、そうか。この「全額払える人にお金を集めて、釣銭を分配する」って考え方はわかりやすい。そんで、他人の支払いからお釣りを捻出する考え方も、言われて初めて合点がいった。

⏩ もう一問いってみよう

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